出版社内容情報
インフレになっても、金利を上げられない日銀。円安、物価上昇はこれからが本番。※Xデイ=日本経済が大混乱に陥る日今、世界では長く続いていたデフレの時代が終わり、インフレ懸念が生じている。インフレが進むと国民の生活が苦しくなるため、各国の中郷銀行は金利を引き上げて、インフレを抑えようとしている。ところが、世界一の借金大国である日本は、金利を上げると、保有国債の金利も上がって評価損が出てしまうため、金利を上げることができない。そのため日銀の黒田総裁は、3月下旬から10年国債の0.25%での「指し値オペ」を始める始末。アメリカは徐々に金利を上げていくから、日米の金利差は開く一方で、ドル高円安も止まらなくなる可能性も。著者は、以前から警告してきたXデイ(日本経済が大混乱の陥る日)が近いと予測。この先、日本経済はどのように崩壊しているのか? 個人はXデイから自分の財産をどのように守ればいいのか?今こそ知っておくべき知識・情報が詰まった、日本国民必読の書。
目次
すさまじい米国のインフレ
米国の専門家は高インフレをこう見ている
今後の米国のマーケットはこう動く
世界のインフレ退治の流れにのれない日銀
為替の動向を予測する
「日銀が危ない」ことを理解するための基礎知識
日銀が債務超過になると何が起きるか
どういう経緯で借金大国に至ったのか
官僚、学会からの警告を聞け
日銀の大失態〔ほか〕
著者等紹介
藤巻健史[フジマキタケシ]
1950年東京都生まれ。一橋大学商学部を卒業後、三井信託銀行に入行。1980年、社費留学で米国ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院にてMBAを取得。帰国後、三井信託銀行ロンドン支店勤務を経て、1985年に米銀のモルガン銀行に転職。同行で資金為替部長、東京支店長兼在日代表などを歴任し、東京市場屈指のディーラーとして世界に名を轟かせ、JPモルガンの会長から「伝説のディーラー」と称された。2000年にモルガン銀行を退職後、世界的投資家ジョージ・ソロス氏のアドバイザーを務めたほか、一橋大学経済学部で13年間、早稲田大学大学院商学研究科で6年間、半年の講座を受け持つ。2013年から2019年までは参議院議員を務めた。2020年に旭日中綬章を受章。日本金融学会所属。現在(株)フジマキ・ジャパン代表取締役。東洋学園大学理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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