見つけたいのは、光。

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見つけたいのは、光。

  • 飛鳥井 千砂【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 390p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344039513
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

私たち、何を、どこに向かって、頑張ればいいの──?亜希と茗子の唯一の共通点は育児ブログを覗くこと。一人は、親しみを持って。一人は、憎しみを抱えて。ある日、ブログ執筆者が失踪したことをきっかけに、二人の人生は交わり、思いがけない地平へと向かう。自分だけの光が見つかる、心震える物語。「気づいたら、子供の話しかできない人間になっていた」亜希(35) 妊娠を告げた派遣先で雇い止めにあい、現在育休中で求職中。一歳の息子の保育園を探しているが、無職のためハードルは高い。「何かを得たのに、何も失わずにいられると思っているなんて図々しいにも程がある」茗子(37) 過去、後輩にマタハラで訴えられてから「若い女子」が苦手。      妊娠した同僚の仕事のフォローが辛い。

内容説明

亜希と茗子の唯一の共通点は育児ブログを覗くこと。一人は、憧れを持って。一人は、憎しみを抱えて。ある日、ブログ執筆者が失踪したことをきっかけに、二人の人生は交わり、思いがけない地平へと向かう。私たち、何を、どこに向かって、頑張ればいいの―?自分だけの光が見つかる、心震える物語。

著者等紹介

飛鳥井千砂[アスカイチサ]
1979年生まれ、愛知県出身。2005年「はるがいったら」で第18回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。11年に上梓した『タイニー・タイニー・ハッピー』がベストセラーとなり注目を集めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶ

160
圧巻のディスカッション小説だった。最初に登場する人物は二人。1歳児を抱え休職中の亜希と子供を流産し現在は子供がなく、仕事に忙殺される茗子。二人の共通点は育児ブログを覗くこと。亜希は憧れをもって、茗子は憎しみを抱えて毎日を送っていた。ある日、ブログの執筆者が失踪してしまう。それをきっかけに思いがけない方向に展開する。この二人とある人物が旅先で奇跡の出会いをする。ここから先の3人の本音トークが延々と続いていく。それぞれの心の内を聞くと大きく心が揺さぶられた。育児と仕事の両立の難しさも考えさせられた。傑作です。2022/08/19

よしのひ

115
大好きな飛鳥井さんの最新作。本当に誰かの日常を切り取ったかのようだが、だからこそ親近感湧くし、違和感ない負の感情も抱くことができる。このナチュラルさが飛鳥井さんの作品が好きな所以。亜希が抱いていた子育ての悩みは、これから私にもぶつかるかもの壁で、作品の前半は読んでいて苦しかった。また後半でも腑に落ちない瞬間が亜希にはあったが、それでも最終的には良かった。私個人的にも12月まで光を見失っていた。だから見つけたいのは光という彼女たちと自分が重なる瞬間があった。お金持ちになりたいんじゃない、光を求めているのだ。2022/12/27

ひめか*

113
妊娠を機に雇い止めにあい就職先が決まらない育児ママの亜希と、子が生まれず育児に奮闘する女性を疎む茗子、そして育児ブログの運営者がふとしたきっかけで集まる。育児と仕事の両立は大変でママの気持ちもわかるし、後のフォローをする残された社員の大変さもわかる。旦那と子に恵まれても収入や仕事先で悩み、子が生まれなくて旦那も酷い人で悩む人もいる。女性の苦しみがリアルで胸が痛んだが、三津子の豪快さと明るさに一気に救われて笑えた。想いを打ち明けた飲みの席のシーンが良かった。みんな見つけたいのは光。光の見えるラストが沁みた。2023/03/28

ゆみねこ

108
妊娠したことで雇い止めになりワンオペ育児に疲弊した亜希、妊婦や育児中の同僚に振り回されダメ夫に怒りを覚える茗子。1人のシングルマザーのブログに亜希は憧れ茗子は怒りをぶつける。ブログ主「ひかり」が失踪したことで3人の女性の人生が交錯する。前半の重苦しさと3人の出会いからの急展開。子育てに苦労する人、子供がいないがゆえに苦い思いをする人にも共感や応援の気持ちで読んだ。茗子が夫に逆襲する場面にスッキリ!もっと子育てしやすい社会になれば良い。2023/01/07

モルク

107
妊娠で正社員になる話もパーさらに雇い止めされた派遣社員今はワンオペ育児中の亜希、流産後夫と冷めた関係の茗子。茗子は育休産休中の社員のフォローに辟易、ある一言がマタハラと決めつけられ、不公平だと思いながら一人で全てを背負い込む。そして家に帰れば自分勝手で理解がない夫。そんな二人が夢中なのは光のブログ。その光が失踪し写真を手がかりにその地出雲へ、そして3人が出会う。亜希、茗子の感情がリアル。結婚しているか、子供がいるかで線引きされる理不尽。産育休によって皺寄せのくる職場、それを見直さないと少子化対策は進まない2024/04/09

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