片見里荒川コネクション

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片見里荒川コネクション

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  • サイズ 46判/ページ数 330p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344037908
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

人は、何歳からだって「動ける」。
継男、“まだ”75歳。――“弟分”に頼み込まれ、「オレオレ詐欺」の受け子に!?
海平、“もう”22歳。――寝坊で卒論を出しそこね、まさかの留年!?
老人と青年の荒川での出会いが、足踏みしていた自分たちと、周りの人たちの人生を少しずつ動かしていく。人生を優しく肯定してくれる、小野寺史宜ならではの、長編小説。寝坊で卒論を出しそこね、留年が決定した22歳の海平。片見里の実家に報告に戻ると、ばあちゃんからこづかいとともに頼まれた。東京に出た同級生・中林継男を探してくれと。
一方、大学入学で片見里から上京して、一人で生きてきた荒川在住の75歳の継男。同郷の次郎から「オレオレ詐欺」の受け子の代役を頼まれ、老女の家を訪ねることに。
同じ片見里出身ということ以外接点がなかった継男と海平が荒川で出会った。継男はある〈ヤバい〉ことを海平に相談する。
当たり前に正しく生きることの大切さが、優しく染みる、長編小説。

内容説明

寝坊で卒論を出しそこね、留年が決定した海平。片見里の実家に報告に戻ると、ばあちゃんからバイト代とともに頼まれた。「東京に出た同級生・中林継男を捜してくれ」と。一方、大学入学で片見里から上京してずっと一人で生きてきた、荒川区に住む継男。同郷の次郎から「オレオレ詐欺」の受け子の代役を頼まれ、老女の家を訪ねることに。―同じ片見里出身ということ以外、接点のなかった継男と海平が荒川で出会った。継男はある“ヤバい”ことを海平に依頼する。

著者等紹介

小野寺史宜[オノデラフミノリ]
1968年千葉県生まれ。2006年「裏へ走り蹴り込め」で第86回オール讀物新人賞を受賞。2008年『ROCKER』で第3回ポプラ社小説大賞優秀賞を受賞し同作で単行本デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろこ

157
良かったな、の一冊。最適な言葉が浮かばない。ただひたすら良い物語を読んだな、良かったな感でいっぱい。75歳の老人と22歳の青年、歳の差大きい同士の関係は良いな。歳を重ねた人生経験豊かな年長者が若者に贈る言葉はどれも嘘偽りがないから良い。素直に聴ける。酸いも甘いも経験してきた年長者同士の関係も良いな。近くにいても遠くにいてもほっとけない、ほっとかれない仲って良いな。シンプルな会話のキャッチボールから溢れる優しさ温かさも良かったな。ラストシーンは涙ひとすじ。踏み出す一歩、それはいつだって人生の大切な一歩。2021/08/08

のぶ

144
この本には前編があったのですね。特に問題はなかったけど。作品では二人の人物が登場し、章で交互に描かれていく。一人は22歳の田渕海平。寝坊で卒論を出しそこね、留年が決定する。もう一人は75歳の中村継男。弟分に頼み込まれ、「オレオレ詐欺」の受け子になってしまう。二人の共通点は片見里という土地の出身である事。東京から電車で3時間以上かかるところ。各章では二人だけの群像劇の印象も受けるが、ある時に同郷であること以外接点がなかった二人が出会い、一つのドラマが繰り広げられる。二人の個性と頼りなさが面白かった。2021/06/14

おしゃべりメガネ

141
相変わらずテンポの良さが抜群の小野寺さん作品です。タイトルにあるように片見里を舞台にした作品で、関連作『なまぐさ〜』と繋がりはありますが、こちらだけ読んでもそんなに影響はなさそうです。でも、やっぱりできるなら前作を読んでから、こちらを読むほうがずっと楽しめると思います。さすがに75歳のじいさん「継男」の会話のセンスやテンポには若干違和感を感じましたが、まぁそこはご愛嬌ということで。やはり'なまぐさ坊主'「徳弥」さんが登場してから、グッと話が盛り上がります。もちろん相棒のアノ人やアノ人もちゃんと登場します。2021/08/08

kotetsupatapata

139
星★★★☆☆ 最近の小野寺さんの話に出てくる主人公はかなりの割合で“ポンコツ”が多い気がします。 本作の田渕海平も、二度寝して卒論の締切に間に合わず、留年&内定取消というすこぶるアホっぷり。 そんな海平が祖母の頼みで旧友の中林継男を探し出し、そこから始まる不思議な縁。 中盤まではいつものように淡々と進みましたが、ラストで継男が若い海平に感化されたのか、友人の世話を焼き、自らの淡い思い出の君とデートらしき事をする行動力には恐れいりました。 75歳まだまだ枯れるには早い‼️2021/12/08

やっちゃん

123
海平と継っち。お互い孫ほど歳が離れているのに普通に付き合えてしまうのが素晴らしい。海平はタメ語の使い方が絶妙にうまい。小野寺さん納豆もずく好きね笑。私も朝はこれにしてみようかな。2022/10/12

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