出版社内容情報
さらば愛しき車たちよ
シムカ1000、アロファ・ロメオ ジュリエッタ・スパイダー、ボルボ122S、BMW2000CS……
9人の女性たちを彩る9台の車……
時は流れ、ぼくは進む。究極の恋愛小説
「ビートルズが東京へやってきてた1966年。フランスの大衆車シムカを思いがけず手に入れたぼくは、その代償のようにひとりの女ともだちを失った」(第1話「たそがれ色のシムカ」)、「シトローエンの2CVを転がしていたとある春先。雪の中で後輪を空転させている車がいた。中には灰色のコートを着た女と少女。二人の行き先は思いがけない場所だった」(第5話「翼よ!あれがパリの灯だ」)……。
華やかなマスコミ業界にいながらも地道な「ぼく」の人生は、偏愛するクラシック・カーと、強く自由に生きる女性たちとの出会いとともにあった--。9つの青春・恋愛短編集。
内容説明
シムカ1000、アルファ・ロメオ・ジュリエッタ・スパイダー、ボルボ122S、BMW2000CSクーペ、シトローエン2CV、ジャグヮーXJ6、メルツェデス・ベンツ300SEL6・3、ポルシェ911S、サーブ96S…9人の女性たちを彩る9台の車…時は流れ、ぼくは進む。究極の恋愛小説。
著者等紹介
五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年、福岡県生まれ。生後間もなく外地にわたり47年引き揚げ。52年早稲田大学ロシア文学科入学。57年中退後、PR誌編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で第6回小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で第56回直木賞、76年『青春の門(筑豊篇ほか)』で第10回吉川英治文学賞を受賞。英語版『TARIKI』は2001年ブック・オブ・ザ・イヤー(スピリチュアル部門)銅賞に選ばれた。02年、第50回菊池寛賞、10年『親鸞』(上)(下)で第64回毎日出版文化賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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