出版社内容情報
アルコール依存症、離婚を経て取り組んだ断酒。そして、手に入れた平熱の生活。
退屈な日常は、いつでも刺激的な場へと変えられるのだ。
等身大の言葉で世界を鮮やかに描く、注目の書き手、登場!!
目の前の生活を見つめなおす。自分の弱さを無視し、無理に自分以外の「何者か」になろうとするよりも、すでにあるものを感じ取るほうが人生を豊かにできると確信したからだ。
深夜のコンビニで店員に親切にし、朝顔を育てながら磨く想像力。ヤブイヌに魅了されて駆け込む動物園。蓄膿症の手術を受けて食べ物の味がわかるようになり、トルストイとフィッシュマンズに打ちのめされる日々。そこに潜む途方もない楽しさと喜び――。
私たちは、もっと幸せに気づくことができる!
内容説明
不完全は優しさ。あきらめは許し。弱さは贅沢。自分が美しいと思うものを踏みにじらずに生きるために―。アルコール依存症、離婚を経て取り組んだ断酒。そして、手に入れた平熱の生活。退屈な日常は、いつでも刺激的な場へと変えられる。
目次
1章 ぼくは強くなれなかった(打算的な優しさと「0を作る理論」;「何者か」になりたい夜を抱きしめて;ぼくは強くなれなかった;ありのままの世界;ぼくは平熱のまま熱狂したい)
2章 わからないことだらけの世界で生きている(朝顔が恋しているのは誰?;不快だけど大切なことを教えてくれた作品;私はそうは思いません;35歳問題;わからないことだらけの世界で生きている)
3章 弱き者たちのパレード(二瓶さんとの雅な蹴鞠;舌の根が乾かないおじさん;ヤブさん、原始的で狂おしい残念な魅力;紳士は華麗にオナラする;肉と人と醜いアヒルの子;中田英寿に似た男)
4章 弱くある贅沢(「細マッチョ」をめぐる冒険;クローゼットの中の時間;弱くある贅沢;ぼくの好きだった先輩)
著者等紹介
宮崎智之[ミヤザキトモユキ]
1982年、東京都出身。明治大学文学部を卒業後、地域紙記者、編集プロダクションなどを経てフリーライターに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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