猫だましい

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猫だましい

  • ハルノ 宵子【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 幻冬舎(2020/10発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344036871
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

歩けない猫は猫じゃない。
自身の様々な闘病、老いた両親の介護と看取り、数多の猫たちとの出会いと別れを、透徹に潔く綴る、「生命」についてのエッセイ。



60を迎える頃、ステージⅣの大腸がんを告知された時の第一声は「ああ~! またやっちまった~!」。その1年少し前に、自転車の酔っ払い運転でコケて大腿骨を骨折、人工股関節置換手術で、1ヶ月近く病院のお世話になったばかりだし、5年前には乳がんで、片乳を全摘出している……。吉本隆明の長女であり、漫画家・エッセイスト・愛猫家である著者が、自身の闘病、両親の介護と看取り、数多の猫たちとの出会いと看病・別れを等価に自由に綴る、孤高で野蛮な、揺るぎないエッセイ。

内容説明

糖尿病で視力を失いながらも死ぬまで思索を続けた、父・吉本隆明。ワガママ放題して“セルフ尊厳死”を遂げた、母。難病を抱え週に3回通院する猫、シロミ。推定16歳で逝った警戒心の強い半ノラ、ササミ。滂沱の涙で送った内科医の理想型、O竹先生。悔い無く見送れた白血病の猫、ヒメ子。膵臓がんと知らされた50年近い付き合いの、便利屋・H屋電機。自らの闘病と様々な生命の輝きと終わりを、等価にユーモラスに潔く綴る、名エッセイ。

目次

ステージ4
ああっ!もっと奥まで
ま○こからう○こ1
ま○こからう○こ2
ニヤリ系の医者
おひとりですか?
病室人間模様
歩けない猫は猫じゃない
崖っぷちな人
見舞われる
ネコノコシカケ
メシマズ病院
ナースの敵
座敷童のいる病院
猫は逃げ足が早い
臓物マニア
プラマイゼロ
医師の役割
タテ割り病院
マウンティング・ナース
1周回って珍学説
ファーストオピニオンは?
キミの名は?
現場至上主義
N医大の黄門様
失われた6月―その1
失われた6月―その2
失われた6月―その3
覚悟の先に
H屋を呼べー!
認めたくない
瞬間と永遠
標準でいいじゃない
足元の神

著者等紹介

ハルノ宵子[ハルノヨイコ]
1957年東京都生まれ。漫画家・エッセイスト。父は思想家・詩人の吉本隆明(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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モルク

118
吉本隆明氏の長女であり、妹は吉本ばななさん。ばななさんのエッセイによく出てくる漫画家のお姉さんとはハルノさんのことだった。闘病記のジャンルにあったのだが、とんでも本だった。過去に乳ガン、大腿骨骨折の病歴(その他にも色々ある)があるうえに、今度は巨大な大腸がんの宣告。それでも彼女は飲酒をやめない。買い物帰りに1,2杯ビールをひっかけ、家でもちびちびだらだら…結果γGTP2300は驚き。自己の体と共に病院、医師、両親そして愛する猫に話は及ぶ。彼女の考え方には恐れ入る。まさに彼女は猫なのか。2022/01/23

ちゃちゃ

114
ステージⅣの大腸がん告知。けれど、ハルノさんは全く「ガーン」とならず、「またやっちまった」と思ったという。常識の範疇から突き抜けた感のある感性に度肝を抜かれる。けれど、不思議に説得力がある。 それは、ご自身の度重なる病歴に加えて、ご両親や引き取ったノラ猫たちの看病から編み出された彼女ならではの経験則から生まれた言葉であるからだ。「病気や病院に支配されない」確かに、病気は私たちの生の一部であっても全てではない。死は万人に訪れる。自分らしい死を選び取ってゆく過程こそ自分らしい生き方と言える。痛快な闘病記だ。2021/04/24

ぶち

110
千手観音様のような猫の表紙を書店で見かけたとき、思わずその場で読み始めてしまいました。 内容は、ご自身の大腸がんの闘病記。ご両親の介護や看取り、猫たちとの出会いと病気と別れも綴られて、病気になってしまうことや生きることについてのエッセイです。 最初の章から私の胸にズキンと刺さる内容で、購入決定!病院やお医者さん、看護師さんたちとの付き合い方、家族のこと、老い方などについて、パァー明るい光が当たったようで、心が少し軽くなりました。 表紙の観音様を毎日拝みます!2021/03/06

みかん🍊

102
表紙のイラストに惹かれて手に取った、お初の作家さんだが父親が吉本隆明さん、妹は吉本ばななさん、乳癌、大腿骨骨折による人口股関節、そして大腸癌、しかし癌ときいてガーンとならない強い人、それは両親と猫の介護と看取りを経験し、ぶれない確固たる自分を持っているからだろう、もし自分なら落ちこんでくよくよするだろうとは思うが1日でも長く生きるために苦し治療をするより限られた日々を楽しく生きたいとは思う、CMではないが癌は万が一ではなく2人に1人がかかると言われる病気だその時どうするかは自分で決めたい。2021/03/20

ぶんこ

63
最初は品のない文章に思いっきり引いてしまったのですが、猫に対する愛情や、我儘なご両親をご自宅で介護されてきた様子に感服。乳がん、大腿骨骨折からの人工股関節、そして大腸癌。他にも喘息もお持ちで、病気の宝庫のようなのに、このあっけらかんと生きていける姿勢。見習いたいです。見習いたいとはいうものの、下戸の私には著者の飲み方は想像を絶する。幸いにも大腸癌の手術後、毎日のダラダラ飲みから、肝機能が低下。日常生活がおぼつかなくなるほどの体調になって、やっと酒量も落ち着いたようです。2021/05/10

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