死という最後の未来

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死という最後の未来

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  • サイズ 46判/ページ数 246p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344036130
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

キリストの信仰を生きる曽野綾子。法華経を哲学とする石原慎太郎。
対極の死生観をもつふたりが「老い」や「死」について赤裸々に語る。
死に向き合うことで見える、人が生きる意味とは。


歳はひとつ違い、家も近所で、昔からの友人。だが会う機会は多くはなかったという石原氏と曽野氏。そんなふたりが「人は死んだらどうなるのか」「目に見えない何か、はある」「コロナは単なる惨禍か警告か」「悲しみは人生を深くしてくれる」等々、老いや死、人生について語り合う。老境のふたりにとっての孤独や絶望、諦観や悲しみ、そして希望とは。

内容説明

キリストの信仰を生きる曽野綾子。法華経を哲学とする石原慎太郎。対極の死生観を持つふたりが「死」について赤裸々に語る。死に向き合うことで見える、人が生きる意味。

目次

第1章 他人の死と自分の死(病はある日、突然になるもの;書けなくなるなら、死んだほうがいい;心と肉体のジレンマが本当につらい ほか)
第2章 「死」をどう捉えるか(人は死んだらどうなるのか;お釈迦様は輪廻転生があるなどとは言っていない;霊魂は存在するのか ほか)
第3章 「老い」に希望はあるのか(夫を自宅で看ようと決めた時;介護は家族だけで背負ってはいけない;「ありがとう」は感じのいい日本語 ほか)

著者等紹介

石原慎太郎[イシハラシンタロウ]
1932年神戸市生まれ。一橋大学卒業。1955年、大学在学中に執筆した「太陽の季節」で第1回文學界新人賞、翌年芥川賞を受賞。『化石の森』(芸術選奨文部大臣賞受賞)、『生還』(平林たい子文学賞受賞)など著書多数

曽野綾子[ソノアヤコ]
1931年東京都生まれ。作家。聖心女子大学卒業。1979年ローマ教皇庁よりヴァチカン有功十字勲章を受章、2003年に文化功労者、1995年から2005年まで日本財団会長を務めた。1972年にNGO活動「海外邦人宣教者活動援助後援会」(通称JOMAS)を始め、2012年代表を退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ

75
興味あるお二人の対談の結末は、分かっているのは、人には最後に果たすべき任務、つまり死ぬという使命があるということだけ、と意見一致されて結ぶ。死は、人間にとっての最後の未知なのだ。その他、お二人の考え方の相違が興味深い。男女差や考え方やこれまでの境遇や思考に根差すものからなのだろう。各々読者としては頷ける視点多々あり。しかし、石原慎太郎氏の語りの部分で、慎太郎氏自身が若くして父親を亡くし、奔放な弟を抱えての暮らしや人生展望を考える箇所や、弟、即ち裕次郎氏の末期は何度読んでも身につまされる部分があるのである。2020/08/08

punyon

34
まさに『静』と『動』知的好奇心からくる欲望を生きる原動力にしているような石原さんは、生きる事に執着し、最後まで抗い続けるという。それに対して『何事も神様の思し召し』と流れに逆らわず、その中で自分のやるべきことを見つけ、緩やかに生きてきた曽野さんは、明日死ぬなら、そこまでの命と受け入れる。正反対の死生観だが、戦争を体験し、命の重さを大切に生きてこられた。要は『死に方=生き方』なのだとつくづく思う。私は曽野さんの卓越した生き方に憧れる。が、性格上石原さんの抗い続ける生き方を選択してしまうのだろうなぁ(^^;)2020/07/17

どんたこす

23
トメさんが亡くなった時、官邸に行って国民栄誉賞を出してくださいと頼んだんです。結局、よく知らない人だとか、全部受けていたらキリがないとか言われ、だめでね。あの対応は腹立たしかった。よく知らないも何も、死を覚悟して飛び立っていった若者たちを見送った、たった一人しかいない人なんだ。 死んだら終わりで、その先には何もないと思っている、思いたい。貪欲に死の真相を探り尽くしたい石原慎太郎と対極の曽野綾子は、未知のままで。すべてに感謝して軽やかに生きる。 2020/09/04

くみこ

20
死を意識する歳になり、その実態を知りたい石原さんと、わからないものはわからないままで良いという曽野さんの対談です。お互い敬意を抱きながらも好き勝手に喋ってる感じで、曽野さんの考えや行いに、石原さんが度々「サッパリしてますな」と答えるのが可笑しかった。死に対する考え方は正反対でも、お二人共長生きしそうです。何千年も前の法華経と、ホーキング、アインシュタインが語る宇宙、時間と存在は全く同じである話、裕次郎さんや三浦朱門さんの死に何を思ったか。言いたいことを言い合った、小気味良い対談でした。2021/10/08

hiromura

17
曽野さんと同い年の義母が読むかなと借りてきた。数週間読んでる途中に拝借して数時間で読了。対談はあまり読んだことがないが面白かった。石原さんは都知事の時のイメージがあまり良くなかったが、体を動かすのが好きだし、まだまだやりたいこともあるようで、見習いたい。曽野さんの考えも好き。「子供がいないということにも意味がある。(中略)生きている時間が濃密であるかどうか」自分に照らし合わせて励まされる。2020/08/02

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