出版社内容情報
人生の成熟がもたらす
最後の楽しみとは何か。
ベストセラー『老いてこそ人生』から18年。
たどり着いた新たな境地――
69歳の時に執筆したベストセラー『老いてこそ人生』を、87歳になった著者は、「70にもならぬ男がたとえ物書きだとしても老いを含めて人生を語るというのは身の程を知らぬ僭越としかいいようがありません」と述懐する。
最晩年に達した今だからこそ実感する「老い」という現実。そして、古今東西の偉人たちの晩年のエピソードも交えながら語る「老い」という人生の味わい。
目次
第1章 「老い」の定義
第2章 親しい人間の死
第3章 長生きの是非
第4章 肉体的挑戦
第5章 執着の断絶
第6章 過去への郷愁
第7章 人生の配当
第8章 老いたる者の責任
著者等紹介
石原慎太郎[イシハラシンタロウ]
1932年神戸市生まれ。一橋大学卒。55年、大学在学中に執筆した「太陽の季節」で第1回文學界新人賞を、翌年芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
177
新型コロナウィルス対策購入シリーズ第31弾、石原 慎太郎は、新作中心に読んでいる作家です。米寿目前で脳梗塞を患った著者の老い&死に関するエッセイ。著者と同い年の五木 寛之が書く柔らかい文章とは対照的です。自慢話も多く、老いても右翼と言うことでしょうか?2020/05/05
keroppi
78
著者87歳の時に書かれたもの。その2年後にこの世を去ることを予感していたのだろうか。老いても新しい生き甲斐を見出し人生を全うすることを訴えているが、体の不調や知人の死、等、老いが確実にやってきていた。彼の生き甲斐は、文章を綴ることだったのか。「若者たちに大いに口出しし、煙たがられることが社会の将来のために必要なこと」と言っているが、そうだろうか? 老いて生き甲斐が必要なことは理解出来るが、共感出来ない内容も多かった。2022/02/07
yyrn
23
図書館がようやく再開し、父のために借りた本。独り暮らしの様子を見に毎週末行くが、友達や知り合いが次々と亡くなり、今年の年賀ハガキは3枚だけだと嘆くなど、気落ちしていたところに今回のコロナ自粛が加わり、さらに弱気の発言が目立つようになったので、老いることについて、どう考えたらよいか、父とほぼ同年代の石原慎太郎が語っている言葉が少しでも刺激になるかと思ったが、一読して励みになる良い面と心配な面(高名な方々の自殺話や日々老いてゆく衰えの話)が交互に出てくるので悩んだが、結局、渡してきた。さて、どう反応するか?2020/05/17
HH2020
10
◎ あの慎太郎さんも歳をとったものだなぁ。かつての勢いはすっかり影をひそめてしまった。もう筆を置く時が来たのだろう。ある程度予想はしていたが寂しさは禁じ得ない。2021/02/28
Mark X Japan
10
著者もそうですが,社会も益々老いが身近になっています。人生を振り返りながらも,やはり最後はタイトル通り生き甲斐についてです。世の高齢者もこれを読んで,著者のような堂々と老人になって欲しいです。☆:4.02020/04/27




