内容説明
攻略法のなかった松井、史上最高の右バッター落合、本格派と技巧派、変幻自在のダルビッシュ…。著者が嫉妬する38人の“常識はずれ”な男たち。
目次
第1章 二刀流・大谷翔平という怪物
第2章 海を渡った怪物たち
第3章 ともに戦った怪物たち
第4章 甲子園を沸かせた怪物
第5章 一芸で勝負した怪物
第6章 アメリカからやってきたカイブツたち
終章 柳田、山田、山川、清宮、そして…現在進行形の怪物たち
著者等紹介
野村克也[ノムラカツヤ]
1935年、京都府生まれ。54年、京都府立峰山高校卒業。南海ホークス(現・福岡ソフトバンクホークス)にテスト生として入団。首位打者1回、本塁打王9回、打点王7回、MVP5回、ベストナイン19回、ダイヤモンドグラブ賞1回などの成績を残す。65年には戦後初の三冠王(史上2人目)にも輝いた。70年、捕手兼任で監督に就任。73年のパ・リーグ優勝に導く。その後ロッテオリオンズ(現・千葉ロッテマリーンズ)、西武ライオンズでプレーし、80年、45歳で現役引退。89年、野球殿堂入り。通算成績は3017試合、2901安打、657本塁打、1988打点、打率.277。指導者として、90~98年、ヤクルトスワローズ監督、リーグ優勝4回、日本一3回。99~2001年、阪神タイガース監督。06~09年、東北楽天ゴールデンイーグルス監督。現在は野球評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
30
すごい選手ばかりで読んでいて面白かったです。大谷選手に対する論評の変化は真摯に野球を観ている感じがして、良かったです。2023/03/04
Nobu A
11
野村克也著書2冊目。個人的な「怪物」定義から始まり、第1章では大谷翔平の特筆すべき才能と今後の可能性と課題を叙述。次章からはメジャーに渡った選手、著書と同時代の選手、甲子園でも活躍した選手、一芸で勝負した選手、アメリカから来た外国人選手と章別け。終章に今後期待する選手を列挙。細かい分析や考察はなく殆どが印象に近い。大下弘の1945年ホームラン20本や中村剛也の2011年ホームラン数等の比較価値が時折あり、最近話題の「フライボール革命」の解説は一読の価値有り。前著と被る内容も。面白かったけど、既に食傷気味。2020/03/05
anken99
10
2019年9月発行。ノムさん、最晩年の著作のテーマは怪物。自身がプレーヤーとして対峙した怪物、監督として戦った怪物、今なお暴れ回る怪物と、いずれも興味深い面々ばかり。中でも、大谷選手に割かれているページが多く、なおかつ否定から絶賛への見方の変遷も興味深い。もっともっとこうした著作を読みたかったです。2020/07/30
舟江
6
どんな人に向けて書いたのであろうか? 読後感は「単なる野村克也の戯言」。彼を信奉している人のみに向けた本。中味もなく、退屈至極の本だった。2020/03/07
snakedoctorK
5
野村克也氏による名選手評価。 イチロー氏と松井秀喜氏への評価の違いがおもしろい。 野球は個人競技ではなく団体競技ですからね。 松井監督でヘッドコーチを務めたいという野村克也氏の希望が果たせなかった。2020/07/29