内容説明
みずみずしい感性と文体で新時代の書き手が赤裸々に綴った、悩める女性たちに贈るメモワール・エッセイ。
目次
序 揺れる二七歳
第1章 恋も愛も綺麗事ばかりじゃないけれど(愛を信じられるようになりたい;変わったのは相手だけ;「しあわせ」と聞いて思うもの ほか)
第2章 忘れたくないものたち(お気に入りの靴を捨てた;ひきこもりだったころ;気持ちの棚卸し ほか)
第3章 心やわらかく生きていく(人前で泣く勇気;「なにも変わらないことの、なにがいけないの?」;正体は「ぽつん」 ほか)
著者等紹介
夏生さえり[ナツオサエリ]
山口県生まれのフリーライター。大学卒業後、出版社に入社。その後はWeb編集者として勤務し、2016年4月にライターとして独立。取材、エッセイ、シナリオ、ショートストーリー等、主に女性向けコンテンツを多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月
3
さえりさんの本が好きで出るたびに読むんだけど、なんか今回のはイマイチ。不倫に片足突っ込んだとか浮気しても何も感じなかったとか書いてあってこんな人だったのかと思ってしまった。常にクリーンでいろというわけではないけど、わざわざ書く必要がないことを書くぐらいには悪いことをしたとは思ってないのでしょうか。2019/09/21
ゆずぽん
2
やわらかい言葉で綴られているので読みやすい。性格的に似ているような気がする。参考になるところも結構あったので、役立てたい2020/04/12
ゆゆ
2
自分の何気ない日常を 感じていく感情を 俯瞰して見ているかんじ だけどその行為こそが 日常のいとおしさを増長させている 自分の人生の近い経験や感情を 重ねて、思い出したり切なくなったり あの説明できないふわんとしたもやは、 わたしただけじゃなかったってほっとする 過去を受け止めて肯定して 未来を楽しむ 私も自分の人生を書きたくなるような素敵な本でした。 優しい文章もすてき。2019/12/06
koy_ou
2
素敵なエッセイ集。さえりさん好き。2019/10/12
きいろ
2
webで連載していた時から好きで読んでいたので、書籍化されて嬉しかったです。webとは違って紙の質感を感じながら、ひとつひとつ自分の中に落とし込むように大切に読み進めました。さえりさんの言葉に出会うたびに、自分の中の真っ黒いシミが淡く滲んで消えていく感覚があります。「不安定でも、それでもいいじゃない」この本にそうやって励ましてもらえた気がします。読んでよかった◎2019/10/01