内容説明
私がイチローに引退を勧め続けた理由。大谷は外野手になれ!原巨人は、丸で優勝しても意味がない。セ・パ日本一の名将が書き遺す、野球の本質とは何か。甲子園から大リーグまで、野球界の問題を徹底検証!
目次
第1章 誇りを忘れた名門・巨人
第2章 やはり続かなかった大谷の二刀流
第3章 私がイチローに引退を勧め続けた理由
第4章 ソフトバンクの連覇とCSの欠陥
第5章 高校野球革命のすすめ
第6章 間違いだらけの監督人事
著者等紹介
広岡達朗[ヒロオカタツロウ]
1932年、広島県呉市生まれ。早稲田大学教育学部卒業。学生野球全盛時代に早大の名ショートとして活躍。54年に巨人に入団、1年目から正遊撃手を務め、打率.314で新人王とベストナインに輝いた。引退後は評論家活動を経て、広島とヤクルトでコーチを務めた。監督としてヤクルトと西武で日本シリーズに優勝し、セ・パ両リーグで日本一を達成。92年に野球殿堂入り。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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マッちゃま
12
本書を読み終えるまでの僕の著者へのイメージは「毒舌」3割は肯定出来るものの残りの7割は只のへそ曲がりの屁理屈にしか思えませんでした(苦笑)とにかく他人を否定せずに物事を語る事が出来ないのか?と。読み終えた今、僕ではなく他人(著者)の意見なのだから頷ける部分も有れば同意しかねる部分が有っても、そりゃ仕方ないだろう…くらいになりました。正論だけで語ると角が立つ事が理解できる広岡節で近年の巨人、大谷の二刀流、選手晩年のイチロー、CSに高校野球、監督人事なんかについて鋭く切り込んでくれております。2020/05/12
ランラン
3
広岡氏の日本プロ野球に対しての提言を含めた一刀両断は歯切れがよく納得がいく。オールスター、高校野球、監督問題、契約の件など同意できる。とにかくプロ意識を常にもって取り組むことを重んじている。日本のプロ野球界が良くなってほしいという思いが伝わる。2019/12/22
surapong
3
広岡さんが西武監督だったのは私が子供だった時。その頃からの知将・采配はすごかった。そしていつまでもお元気で何より。 でも、本書は寄せ集め的な記事が多くて、内容はちょっと薄かったかな? もちろん、言わんとされることはすべてごもっともですが。2019/08/20
ポジー
2
賛否いろいろあるだろうが、ブレない野球に対する考え方はさすが。 ベースボールと野球は似て非なるもの…といった感覚だろうか。野球ではなく、『野球道⚾️』と表現するのが適切な感じもある。2019/08/29