内容説明
『怖い絵』と『へんないきもの』が、まさかの合体。アルチンボルドの魚、クラナッハのミツバチ、ルーベンスの狼、ペルッツィのカニ…。不気味で可笑しい名画の謎に迫る!
目次
全裸でサメに襲われる理由―『ワトソンと鮫』コプリー
魚介類にも神の御心を―『魚に説教する聖アントニウス』ベックリン
オオカミはなぜ「ワル」なのか―『赤ずきんちゃん』ドレ
ローマを建国したオオカミ少年―『ロムルスとレムス』ルーベンス
怪物を切ったのは誰だ―『ペルセウスとアンドロメダ』メングス
強敵に、男一匹立ち向かえ―『ヘラクレスとルレネーのヒドラと蟹』ペルッツィ
挟まれ、噛まれる少年たち―『カニに指を挟まれる少年』パオリーニ
ミツバチで人類は滅ぶのか?―『ヴィーナスとクピド』クラナッハ
ハエで人類は復活できるのか?―『聖母子』クリヴェッリ
偉大なる母の宙返り―『コショウソウとピパ』メーリアン
生物多様性を絵にしてみたら―『水』アルチンボルド
罪と、汚れと、愛らしさと―『美術鑑定家としての猿たち』マックス
進化と神罰の符号『人間の堕落』グース
著者等紹介
中野京子[ナカノキョウコ]
作家、ドイツ文学者。北海道生まれ。西洋の歴史や芸術に関する広範な知識をもとに、絵画エッセイや歴史解説書を多数発表。新聞や雑誌に連載を持つほか、テレビの美術番組に出演するなど幅広く活躍
早川いくお[ハヤカワイクオ]
著作家。1965年東京都生まれ。多摩美術大学卒業。広告制作会社、出版社勤務を経て独立、文筆とデザインを手がけるようになる。近年は水族館の企画展示などにも参画(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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