内容説明
ずっと生まれ変わりたいと思ってきた。真っ直ぐに生きようとしながらも、暴力事件で高校を中退し半グレになるしかなかった男。恵まれた家庭に育ちながらも、心の欠けたものをずっと探している女。再起を図るために故郷を捨てながらも、ヤクザになるしかなかった男。自由に生きる場所を東京に求め、逃げてきた女。酒と暴力で大切なひとと別れてしまった男。さまよう孤独な魂が、六本木で出会い、惹かれ合い、物語が始まる。
著者等紹介
中川秀樹[ナカガワヒデキ]
ペナルティ・ヒデ。1971年千葉県生まれ。名門・市立船橋高等学校サッカー部に所属し、2年生からレギュラーとして活躍、全国高等学校サッカー選手権大会準優勝とインターハイ優勝を経験。Jリーグからスカウトを受けるほどの実力だった。その後、高校・大学の後輩であったワッキーと1994年2月にお笑いコンビ「ペナルティ」を結成。バラエティ番組やスポーツ番組、全国各地の劇場を中心に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しっぽ
1
昭和&バブル感が漂ってるけど平成の話だった。祐介は長瀬っぽいなとか思いながら意外に楽しく読了。話は飛び飛びだけど昭和世代には郷愁を誘う流れでした。2019/02/17
あんくみ
1
おそらく純愛小説というワードに惹かれて読みたい本に登録しておいたのだろう。実際読んでみたが、想像とはちがう、ちょっと裏社会に足を突っ込んでるような人たちの話だった。読みたかったものと傾向が違うなとは思いつつも、やはり先が気になって最後まで読んだ。所どころ、時系列がわからなくなるし、この人のこのエピソードいる?とか、話があっちこっちに飛び、メインは何なん?とか4歳の記憶ってそんなに鮮明?とか再会したときって高校生?なんか高校生っぽくない、とか、色々ツッコミどころいっぱいでした。2019/01/24
サブレ
0
物語と分かっていても改めて人は周りの環境や出会った人によって人生がそれぞれ違った方向に行ってしまうのだな、と思った。ヒデさんって娘さんがいらっしゃるのかな?父親から見た娘への愛情が実感こもって書かれているのが印象に残った。2019/02/19
みやび
0
☆32018/12/13