内容説明
お金は稼いで貯めて回して増やす。増えたらまた回す。誰よりもお金に詳しいお金のプロがノウハウではなく、考え方を初公開!お金で苦労しない人生とは。
目次
1 お金って何だろう?―お金のことを知ってお金に強くなる
2 お金と世の中の関係―プライスタグから世界が見える
3 君がお金を手にする方法
4 働き方が大きく変わる
5 稼いだお金を貯めて増やす
6 お金と向き合うための覚悟―お金が凶器に変わるとき
7 とっておきのお金の使い方
著者等紹介
村上世彰[ムラカミヨシアキ]
投資家。1959年大阪府生まれ。1983年、通産省(現・経産省)に入省。国家公務員としてコーポレート・カバナンスの普及に従事する。独立後、1999年から2006年まで投資ファンドを運営。現在、シンガポール在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 3件/全3件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
198
お金は幸せをサポートするためのもの。しかし使い方を間違えると自分にも他者にも凶器になる。お金は汚いもので悪いもの、そんな世間の価値観を変えたくて、本書で優しく伝えている。物を買うときに自分の満足感と値段が釣り合っているかを確認して。ただ優越感に満たされたいのなら考えて。お金をただ貯め込むのではなく目的のために貯めること。皆が使うことでお金は回り、より生活しやすい社会につながっていく。しかし借りることがどれほど危険なことかを忘れてはいけない。自らが納得した消費からは安心が得られ、そのお金はきっと輝いている。2022/09/07
えちぜんや よーた
103
小学5~6年生ぐらいの子どもに向けて書かれたお金の本。なんだけどこれから「資産運用のイロハ」を学ぶつもりの大人でも十分読み応えがあるだろう。なぜか?村上さんが過去に「村上ファンド」を運営していたからではない。資産運用の中に金融資産だけでなく、人的資産の運用に関する考え方も述べられているからだ。巷間の投資・資産運用本は年金・退職金・投資信託のことがどーのこーのと述べられているが、先進国の金融商品の利率などたかが知れている。それよりも若い人は人的資産を最大限引き出して資産運用することが大切なことがよく分かる。2019/01/18
@com
77
小学校高学年から中学生向けかな・・・?何となくわかってたことが書いてあった。2019/04/07
Kentaro
67
日本では、子供の時からお金のことを学ぶことは少ない。だからオープンに堂々とお金のことを学ぶのが大事だという。 お金は道具であると同時に人間の身体でいう血液のようなものだ。今日本では1800兆円もの現預金を貯蓄している。お金は持っていれば持っているほど良い、貯金してあれば安心だということの結果だ。これは社会に血液が回っていないのに近いかもしれない。 確かに日々の暮らしでお金は必要だ。自分が生きていくことも家族が生活することも出来れば、人を助けることもできる。投資家がまさしくそうなのかもしれない。2020/06/12
とよぽん
53
現代社会で生きていくために、「お金」という道具の使い方を子供に教えることの必要性を説く。村上さんが目指すのは、お金という社会の血液を循環させ、誰もが幸せで豊かな生活が送れること。そして、究極のお金の使い方(生かし方)を、村上さんは今実践中だ。子供に語りかける文章だが、大人も読んで、お金をもっと循環させて社会を元気にしたい。2020/10/11