内容説明
不可能を日常に変えるものづくりがここに！あなたにひらめきをもたらす１０篇。５分で胸が高鳴ってくる、ショートショートアンソロジー。
著者等紹介
太田忠司［オオタタダシ］
１９５９年、名古屋市生まれ。名古屋工業大学電気工学科卒。１９８１年、星新一ショートショート・コンテストで『帰郷』が優秀作に選ばれる。１９９０年、『僕の殺人』で長編デビュー
北野勇作［キタノユウサク］
１９６２年、兵庫県生まれ。甲南大学理学部応用物理学科卒。１９９２年、「昔、火星のあった場所」で第４回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞、２００１年「かめくん」で第２２回日本ＳＦ大賞受賞
小狐裕介［コギツネユウスケ］
１９８６年、東京都生まれ。漫画制作、映画制作などの創作活動を経て２０１０年からショートショートの執筆を開始
田丸雅智［タマルマサトモ］
１９８７年、愛媛県生まれ。東京大学工学部卒、同大学院工学系研究科修了。２０１１年『物語のルミナリエ』に「桜」が掲載され作家デビュー。１２年に、樹立社ショートショートコンテストで「海酒」が最優秀賞受賞
松崎有理［マツザキユリ］
１９７２年、茨城県生まれ。東北大学理学部卒。２０１０年「あがり」で第１回創元ＳＦ短編賞を受賞しデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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あも
100
小学生の頃の自分はショートショートを…というより星新一を愛していた。千編を超える彼の著作を読み切った時、自分の中でのショートショートは死んだ。と思っていたけど、まだ生きてた。面白かった。未来の"移動"をテーマにしたアンソロジー。ワンルームカーが流行する未来、イルカ型スーツで海や川を移動する未来、自らの足で歩くことを人類が忘れた未来…未来はディストピアでもユートピアでもなく、無数の、そう無限の可能性が際限なく広がっていたはずだ。クスリと笑いキュッと胸が締め付けられ、無駄をそぎ落とされた良質な物語を堪能した。2019/08/18
☆よいこ
73
近未来の「移動」と「ものづくり」をテーマにした短編集。人は想像したものを作り出す力があるという。この物語に登場したものが近い未来実現するかと思うとわくわくする[ワンルーマー:田丸雅智]車型ワンルーム[dogcom.:小狐裕介]犬型コンピューター[工場散歩:北野勇作]工場見学[山へ帰る日:松崎有理]スパイダー型車いす[鞍の上で:北野勇作]バーチャルドライブ[天文学者の受難]ダイヤモンド惑星[ラプラスの兄弟:太田忠司]交通事故撲滅[砂漠の機械工]SF[ドルフィンスーツ]泳いで出勤[つなげる思い]思い出の場所2022/07/26
かんらんしゃ🎡
46
★未来に起きるかもしれないショートショート。オチを読んだときの「あっそうか」とか「やられたっ」って感覚は、脳トレのアハ体験と同じだ。ただ星新一に比べるとアハ！度はかなり小さい。★俺たちのa-haと言えば、ソニーミュージックTVで見ていたテイクオンミーだよ。線画と実写が入れ替わり異次元感覚に未来を感じたものだ。2018/08/24
星群
34
5人の作家さんのうち2人が初読み作家さん。未来のものづくりをテーマにしたショートショート集。家、パソコン、車等、現場を取材して出来た作品とのことなので、この中のどれかは、近い将来実現してもおかしくないと思いました。試したいと思ったのは、「ドルフィンスーツ」。これを着てイルカと泳いだりショーに出てみたい。2020/10/23
まー
27
未来の物づくりをテーマにしたショートショート。うーん、そこまで唸るものはなし。2018/09/19
