内容説明
齢31にして英語の海に飛び込んだ!異文化と出会い、かけがえのない経験をした2年間の記録。内田樹さんとの往復書簡付き。
著者等紹介
白井青子[シライセイコ]
1984年生まれ。神戸女学院大学大学院修了。夫の仕事の関係で2015年から2年間、アメリカ・ウィスコンシン州マディソンで暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶち
91
海外で暮らし始めると、気持ちがネガティブになる事柄がたくさん起きます。"こんなことは日本では考えられない"とか"ここではもうやっていけない"とか....カルチャーショックによるパニック症状みたいなものですが、この日記の著者はそんなショックをかえって面白がっています。カルチャーがまったく異なる相手の言動に驚きながらも素直に受け取り、自分の考えを素直に出していきます。そして、そこから様々なことを吸収していくのです。文化の異なる人たち、ウイスコンシンの美しい自然、そんな環境での普段の暮らしが混じった日記です。2019/02/09
pohcho
49
ご主人の転勤で、アメリカのウィスコンシン州に住むことになった白井さんの二年間の記録。語学学校に通うことになり、クラス分けのテストで振り分けられたのは中学生レベル。世界各国からやってきた若者達に囲まれながら、少しずつ少しずつレベルを上げていき、最後は一番上のクラスまで上っていく。作文やエッセイ、ディスカッションにプレゼンテーション。こんなの日本語でもやらないよと思いつつ、ハードな授業の様子は学ぶ喜びに溢れていて、とても面白く読んだ。こういうのを読むと、自分も何か勉強したくなる。とてもよかった。2019/02/13
ケイティ
31
ご主人の赴任に帯同してウィンスコンシン州2年間滞在、現地の語学学校や大学の聴講生として過ごした日記。内田樹先生の教え子ということで興味を持ち、手に取りました。私もシンガポールに駐妻として2年間滞在しましたが、このフットワークの軽さにただただ尊敬。年齢もありますが、積極的に世界を広げる姿がみずみずしい。これまた、20年前に同じく語学留学しましたが、学校の様子は変わらないものだなと懐かしかった。全体的にあっさりですが、内田先生のお墨付きの文章力で楽しく読めました。2018/12/04
チャッピー
29
読友さんのレビューで知った本。旦那さんの赴任に付いてアメリカに2年間住んだ滞在記。語学学校では中学レベルのクラスに入れられ、各国から来たティーンエイジャーの中で三十路の主婦という著者はちょっと浮き気味。だけど、この青子さんはへこたれない。だんだんと理解者も増えていき、英語も上達してついには1番レベルの高いクラスに入るまでに。困難な状況でやらない理由を探すのは簡単だけど、逃げずに進んでいくと世界は少しずつ開いていくというのを見せてもらい、なんだかこちらも前向きな気持ちになれた。2019/07/09
aloha0307
24
旦那さんの転勤で米国・ウィスコンシン州 マディソンで暮らし始めた青子さん@31歳(ご自身若くない、というけれど いや~まだまだ) 語学学校はまさに”人種のるつぼ” はじめは中学レベルでスタートも、怒涛の進級で大学の映画の授業を聴講するまでに~どんどん自分の殻やぶってく すごい! 銀行勤務時代、担当のウィスコンシン州の醤油メーカーに融資を実行したとき、工場も見学させていただいた。馥郁たる大豆の柔らかいかおり 今でも憶えてます☺ あのころはちから漲っていたなあ...懐古2019/01/27