内容説明
生きた証をお金に託し、人生最後の社会貢献。遺贈寄付とは?個人が亡くなったとき、遺言によつて財産の全部または一部を、公益法人やNPO法人、学校などに贈る「遺贈」に加え、遺言がなくても相続人が故人の意思を受けて公益のために寄付すること、信託を使う方法を含めて「遺贈寄与」と呼ぶ。
目次
第1章 6つの事例でみる遺贈寄付の形(人生最後の「思い」を実現するために行動した人たち)
第2章 ストーリーでみる遺贈寄付を決めるまで(プロローグ―「未来」へつながる活動に目を向け始めた男性;終活に関心。心の整理、墓の整理を始める;相続のことを考え始める ほか)
第3章 遺贈寄付をするための、相続&遺言の基本(メリットは、人生の肯定や「思い」の実現などさまざま;遺贈寄付とは、遺産を家族以外へ寄付すること;遺贈寄付には3つの方法がある ほか)
第4章 相続税の控除&信託で、遺贈寄付をもっと活用する(自分の価値観や生き様を家族に伝える;家族のために「争族」への対策は必須;お金持ちでなくても、相続税を納める時代に ほか)
著者等紹介
星野哲[ホシノサトシ]
立教大学社会デザイン研究所研究員、立教大学大学院兼任講師。1962年、東京出身。慶應義塾大学経済学部卒業後、朝日新聞社に記者として入社し、学芸部や社会部、CSR推進部などを経て2016年退社。終活や、看取りなど人生のエンディング段階を社会でどう支えるかに関心があり、取材・研究を続ける。在社中の2013年、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科前期課程博士課程修了。2017年には在宅看取りをサポートする、一般社団法人「介護デザインラボ」を立ち上げ、理事として活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。