内容説明
日本の借金はあのギリシャより多い、敗戦直後よりひどい財政難、増税延期で膨らんだ赤字は100兆円…だが、まだ道はある!経済のエキスパートが教える、日本の破綻を防ぐ道すじ。満足感のある増税/異次元金融緩和からの脱却/農地を大規模化。
目次
なぜ日本は危機に近づいているのか
破綻に向かう日本経済
経済が破綻するとどうなるか
なぜ本格的対応がとられないのか
国民に危機を気づかせないしくみ
日本政府の苦難のあゆみ
なぜ年金は膨張したのか
財政政策改革への提言
社会保障改革への提言
目前の危機を克服し、若い力で新しい日本を築こう
日本再興に向けてのシナリオ
自然資源が持つ大きな可能性
著者等紹介
島田晴雄[シマダハルオ]
1943年生まれ。65年慶應義塾大学経済学部卒業。70年同大学大学院経済学研究科博士課程修了。74年ウィスコンシン大学にて博士号取得。首都大学東京理事長、慶應義塾大学名誉教授。経済企画庁経済研究所客員主任研究官、フランスESSEC(経済経営グランゼコール)交換教授、米国MIT訪問教授、富士通総研経済研究所理事長、日本フィルハーモニー交響楽団理事長等を歴任。2001年9月より5年間内閣府特命顧問。専門は労働経済学、経済政策。『ヒューマンウェアの経済学―アメリカの中の日本企業』(岩波書店、サントリー学芸賞受賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まゆまゆ
4
全世代をカバーする社会保障システムによって、明るく希望に満ちた社会を取り戻す。そのためには消費税20%にするべし、という主張。目標は良いんだけど手段がなぁ……筆者のいう財政破綻のトリガーとなる国民純貯蓄が財政債務を下回るであろう2025年頃までにどうなるかの答えが出ているのだろうか……2018/04/24
jupiter68
0
多くのヒントをもらったと思う。ただし、どの本を読んでもそうだが決定的な解決策はない。多くのことを少しずつやって、やっと追いつけるという感じを受ける。この先の日本経済を見つめたい。2018/10/23