出版社内容情報
「天皇はカミなんです」(渡部)「もはや他の王室と近い存在でしょう」(シュタンツェル)日独?知の巨人?が退位、国体、神話、憲法を語る。同時収録フォルカー・シュタンツェル『時を超えて二十一世紀の天皇』
内容説明
日独“知の巨人”が退位、国体、神話、憲法を語る。同時収録:フォルカー・シュタンツェル「時を超えて二十一世紀の天皇」。
目次
第1部 渡部昇一フォルカー・シュタンツェル対談(日本には神話の力が生きている;世界に例のない万世一系の存在;天皇の力は俗世の権力とは別次元;歴史の転換点で果たされる天皇の役割;新しい時代の天皇の在位・退位の考え方)
第2部 時を超えて―二十一世紀の天皇(フォルカー・シュタンツェル)(天皇とトーテム;政治概念としての「天皇」;国家神道を支える天皇;魔術的力の喪失―「人間」性の回復に向けて;民主主義の象徴か、日本例外主義の象徴か ほか)
著者等紹介
渡部昇一[ワタナベショウイチ] [Stanzel,Volker]
1930年、山形県生まれ。上智大学大学院修士課程修了。ドイツ・ミュンスター大学、イギリス・オックスフォード大学留学。Dr.phil.(1958)、Dr.phil.h.c.(1994)。上智大学教授を経て、同大学名誉教授。その間、フルブライト教授としてアメリカの4州6大学で講義。専門の英語学だけでなく、歴史、哲学、人生論など、幅広く執筆。76年第24回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。85年第1回正論大賞受賞。2017年4月逝去
シュタンツェル,フォルカー[シュタンツェル,フォルカー]
1948年、ドイツ・クロンベルク(フランクフルト近郊)生まれ。フランクフルト大学で日本学、中国学、政治学を専攻。72~75年京都大学留学。80年ケルン大学にて哲学博士号取得。79年ドイツ外務省入省。82~85年在日ドイツ大使館勤務。駐中国大使、本省政務総局長などを経て2009年12月~13年10月駐日ドイツ大使。退官後は、米国カリフォルニア大学サンタクルーズ校、ベルリン自由大学や獨協大学にて教鞭を執る。合気道二段(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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