内容説明
数千人を看取った医師がこっそり教える、幸せな最期を迎えるためのとっておきの方法。幸せに死ねるのは「在宅」か?「病院」か?心穏やかに臨終を迎えるために、どうしても知ってもらいたいこと。
目次
第1章 臨終から患者を救った奇跡の言葉
第2章 臨終が近い人に表れる「お迎え現象」
第3章 臨終を決定づける体の赤信号
第4章 孤独死から身を守るとっておきの方法
第5章 在宅か病院か?幸せな臨終の選択
第6章 臨終における緩和ケアの役目
著者等紹介
志賀貢[シガミツグ]
北海道出身。医学博士。昭和大学医学部大学院博士課程修了後、内科医として約50年にわたり診療を行い、現在も現役医師として日々患者に接している。その傍ら文筆活動においても『医者のないしょ話』をはじめとする小説やエッセイ等、著書多数。また、美空ひばり「美幌峠」「恋港」の作詞も手掛け、北海道の屈斜路湖畔を望む美幌峠には歌碑が建立されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおる
5
人はどうやって死ぬのだろう。私も必ずその日は来るのだから、参考までに読んでみた。2018/03/31
ヘミングウェイ・ペーパー
3
臨終に至るまでの高齢者の闘病生活について書かれてあった。「臨終医」は著者の造語。 【メモ】臨終が近い人に現れる「お迎え現象」のいろいろ ①臨終間近に、突然食欲が旺盛になる人がいる ②死期が近づくと嫉妬妄想にかられることがある ③命の最後の炎で性欲が高まることがある ④やたらと人に会いたくなると死期が近い ⑤しきりにお墓参りをしたがるのはラストラリー(最後の回復)の一つ2020/10/01
ゆかじぇーん
3
看護師としていっぱい学びがありました。また読みます。2020/02/02
sakura
2
やっぱり好きな作家さん。医療現場や用語をわかりやすく書いてくれているので、その場面を安易に想像しながら読める。色んな看取りまでの話があったけど、1番印象的だったのが(看取りではなかったけど‥)モルヒネと麻薬の関係性。そして前にも読んだ志賀さんの本に書いてあった『手をあてて目で看て介護する=看護』志賀さんの医療観は、読んでると医療の現場って一言でくくれないけど、色んな意味を含んでステキと思える。2019/08/12
讃壽鐵朗
2
ないしょ話だけあって、あまり知りたくもない話題もある2019/02/10