内容説明
100%ではなく80%で闘う。人生も野球も、余裕が必要だ。コンスタントに勝ち続けるための勝負術。
目次
1章 常に、ゆとりを持ち続ける(自分なりの型は、自分で見つけるしかない;猫をかぶることを恐れない ほか)
2章 余裕を生み出すコミュニケーション(自分を全部見せる;自意識は全く必要ない ほか)
3章 勝利のためにやるべきこと(データはまず頭に入れる;適度な緊張がパワーを生む ほか)
4章 前例がない、に怯えない(道を創る;右ひじの異常の真相 ほか)
著者等紹介
前田健太[マエダケンタ]
1988年4月11日、大阪府生まれ。小学3年生で少年野球チーム「岸和田イーグレッツ」に入団し、野球を始める。中学時代は「忠岡ボーイズ」でプレー、日本選抜チームのメンバーとして世界大会に出場し優勝、MVPに輝いた。PL学園では1年の夏から甲子園のマウンドに立ち「桑田二世」と呼ばれ、3年の春のセンバツではエースで4番としてベスト4に進出。2007年に高校生ドラフト1巡目で広島東洋カープに入団。9年間で97勝を挙げ、最多勝2回、最優秀防御率3回、奪三振王2回、沢村賞2回、ベストナイン3回、ゴールデングラブ賞5回。16年にポスティングシステムによりロサンゼルス・ドジャースへ移籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Emperor
29
多種多様な心身のルーティンは、「ゆとり」を持つための作業。そのためには「力を抜く」「サボる」はあくまでもポジティブな要素。今年も頑張って!2018/04/22
Humbaba
5
大切な場面で最高のパフォーマンスを発揮する。そのためには、常に全力投球をしているのではなく、力を抜く事も覚えなければいけない。力を抜くことは、全力を出すことよりも難しい。それで失敗したら全力を出したときよりも後悔が強まることになる。それでもガチガチに力を入れるだけではうまくいかないことのほうが多いのは覚えておく必要がある。2017/07/04
まりこ
4
PL学園時代、カープ時代、現在のMLB、マエケンの野球人生を通じての学びが詰まった本。マエケンの考え方や本音に触れ、前よりもっと好きになった。人との出会いと環境がマエケンを作ったということがよくわかる。自分が人にどう見られてるかどう思われるかを考えつつ、自分が有利なように立ち振る舞う。「猫をかぶることを恐れない」という言葉には勇気づけられた。石原や大竹、黒田、ダルビッシュとの裏話、PL用語辞典はとても面白かった。マエケンがいたからカープは優勝できたのだと確信。決して上手ではないけど素直な文章にほっこり。2019/08/20
かい
4
前田健太ゆとり世代。いかに力を抜きながら結果を残すかその姿がリアルに描かれていた。PLという昭和が作り出した高校野球の遺物の中で育ったマエケンはその矛盾点にも気付きながら良き面をしっかりと自分の中に獲得していった。そのことで自分のスタイルを確立したのだと思う。余裕や余白を持ちながらベストなパフォーマンスをどう出していくのか。そのゆとり世代と批判される人たちを代表してより良いあり方を示してくれている。アメリカに適応する柔軟さと媚びず、誇らず自分らしく生きる姿は尊敬するし、自分も実践したいと思った。2019/05/07
WATA
4
自称凡人がメジャー16勝をあげるまでの道のりが書かれている。 ゆとりど真ん中世代であるマエケ いかに余裕を持つことが大事か、余裕を持つためのルーティーンなどの考えは我々も取り入れることができるな、と感じた。2017/07/27