出版社内容情報
この本を読んだら最後、今すぐ家に帰って愛猫を抱きしめたくなります。
内容説明
「どんなに掃除してもひょっこり出てくる奴らの毛。でもいつかはこの毛も完全になくなってしまうのだろうか」二匹と過ごしたのは、長い、夢みたいな時間。いつかは不思議な惑星に旅立つすべての人と猫たちへ。
目次
朝の寸劇
父とスタイリスト
ファッションデザイナー
父の人気の秘密
母は猫を諦めない
父のコーディネイト
『母をたずねて』
アールブリュット
ホームステイ
内職〔ほか〕
著者等紹介
山田かおり[ヤマダカオリ]
1974年兵庫県尼崎市生まれ。京都造形芸術大学ファッション科卒業。卒業後、ファッションブランド「QFD」を立ち上げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケンイチミズバ
64
気づいたら猫に侵略され服従する人間が増殖中みたいだ。自分は猫は飼っていないが表紙が気になり立ち読み中、ラフな普段着でお買い物中の品のある井川遥さんからフフッと微笑まれレジへ。地毛で作ったのりやすのズラがまるでトランプで笑い。食品を求める猫たちも電気が止められそうになった著者も関西弁で、逢沢りくの親戚一家を思い出させてくれる。あまり仲の良くない先輩からセーターがダサいと言われ顔をしかめる彼と商店街で鳥かごに入っていた先輩との関係性がおもろい。家族の会話が楽しくていい。2017/02/20
ユカ
49
「株式会社 家族」に続き,こちらもたいへん愉快なエッセイでした。図書館で借りたけど買おうかな。山田かおりさんの文章表現は,奇抜でとても好きです。普段からご友人とたくさんおもしろおかしく会話しているんだろうなと思われ,勝手に好感度大。後半はCPとのりやす(いずれも猫の名前)のお話オンリーになり,心打たれるのですが,前半はご家族のお話もあって笑えます。でも一番笑ったのはCP歴代の名前,のりやす歴代の名前。タイトルは御母堂の言だとか。本当にそのとおり。2017/06/29
野のこ
34
CPの名前の由来はやはりでしたか。 チョピ髭がとってもキュート!のりやすくんのセーターはダサくないよ、ラブリーよ。プラス大阪弁にもきゅんきゅんでした。最初の女ボスチャッピーと子分のりやすの朝の寸劇の場面が良かったです。こうゆうのもっと書いてほしかった。写真には可愛すぎて後半うるうるでした。2017/08/02
ヘタ
22
うん、ない2018/09/13
haruaki
18
読み終わってしまった。大事に少しずつ読もうとしていたのに。期待通り笑えてやっぱり泣いた。エッセイ本でこんなに愛しく大事に思える本は山田かおりさんだけだ。文字から滲み出る飾らなくて温かな人柄。素っ気ない文章と自由な表現の言葉のセンス。フォントも、文章の配置も、空間も、遊び心があって本である事を楽しんでいる。そこに置いてあるだけで幸せだった。まるで猫の存在に似ている。いるだけで、幸せな時間をくれるのだ。2017/02/07
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