内容説明
あなたがたった一人のヒーローになるためには?試練の時にこそ心に効く、19の癒しの薬。
目次
導かれて
歩くことで
本の神様
人生の様々な時代
ウルトラマンと仮面ライダー
あの日のピリカタント書店
天使
ありがとうだけの関係
映画
定住?移動?
ヒーローズ
君が僕を知っている
イージュー★ライダー
まさに裏話…
自分が心配
作品たち
奇妙な旅
下北沢の大野舞ちゃん
マジでやばい現場
著者等紹介
吉本ばなな[ヨシモトバナナ]
1964年東京都生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年小説「キッチン」で第6回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞、95年『アムリタ』で第5回紫式部文学賞、2000年『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞を受賞。著作は30か国以上で翻訳出版されており、イタリアで、1993年スカンノ賞、96年フェンディッシメ文学賞、99年マスケラダルジェント賞、2011年カプリ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
421
下北沢大礼賛エッセイ。東京在住ではない私にとって下北沢といえば、本多劇場をはじめとした小劇場の町。過去に何度か訪れたのは、いずれもお芝居を見るためだった。ばななさんがいう「街が夢見ていた頃の、その夢の気配を持ったままで創作してゆきたい」ー下北沢は、ばななさんにとって、まさにそれに相応しい街であるようだ。街の年齢からすれば、若い街だ。したがって、移り変わりや変化もまた激しい。そんな刺激的な街であってはじめて創作が実を結ぶのだろうか。この本を読んでいると、すっかり説得されて下北沢に住みたくなりそうだ。2022/03/08
風眠
90
昔住んだことがある街を思い浮かべると、いろいろな景色、季節の移り変わり、出会った人、心や気持ち、音、匂い、気配、空気がよみがえる。まるで昨日の出来事のように立ち現われる事もあれば、遠い記憶のもやの向こうに浮かぶ事もある。人や場所は、時代や時間とともに常に変化し続けている。そうでなければならないと思う気持ちも本当だけれど、ちょっと寂しいって思う気持ちも本当。吉本ばななにとっては、下北沢がそうなのだろう。街の記憶、刻まれた想い、愛おしい日々。それらを私たちは、追憶って呼ぶのだろう。等身大な吉本ばななと下北沢。2017/02/26
ゆにこ
59
お風呂でトータスさんの歌声が生で聞こえるなんて贅沢。2016/10/24
りえこ
36
町の記憶、素敵だなーと思いました。イラストが可愛い。 下北沢に行きたくなりました。 そして、自分の住んでいる町の事をたくさん覚えておこうと思いました。2017/11/23
だーぼう
36
下北沢にまた行きたい。そりゃあ。でもそれよりも近所のお店に行きたくなった。たわいもない会話をしに。ブログに感想を書きました。2016/11/27