内容説明
人は、復讐心だけで昇り詰めることができるのか?兄・竜一は闇社会の支配を目論んだ。弟・竜二は官を操る政治家を志した。表と裏で結託してある巨大企業を潰す。修羅の双子には、復讐計画の完遂こそ全てだった。竜二が、ある女への恋心を愛に昇華させるまでは―。著者急逝のため絶筆となった極上エンターテインメント小説!
著者等紹介
白川道[シラカワトオル]
1945年生まれ。一橋大学卒業後、80年代バブル期に株の世界に飛び込み、大いなる栄光と挫折を味わう。94年、自身の体験を十二分に生かした『流星たちの宴』でデビュー。2001年、『天国への階段』が大ベストセラーとなる。15年、惜しまれつつも急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆのん
78
『ポンツーン』2014年7月号から連載していた作品。2015年4月16日に作者が急逝した為に未完となっている。覚悟して読んだのだが…めちゃくちゃ良い所で終わってしまった。続きを読みたくてのたうちまわる程だが仕方がない。原作とはかなり違う内容のドラマだがそちらを観て我慢するとしよう。1942020/08/18
keith
30
「竜の道 飛翔編」の続編にして白川さんの未完の遺作。復讐のために裏の世界に飛び込んだ竜一と官僚の世界を登りつめようとする竜二の兄弟。竜一が後見人である曽根村にだけは頭が上がらないところが気に入らず、曽根村なんか飲み込んでしまえよと思ってただけに、途中で終わってしまっているのは残念この上ない。けど、読んだ人間が言うのもなんですが、こういう途中で終わってしまっている未完成の物語を出版するというのはどうなんでしょうか。2016/01/07
ち~
24
新しい戸籍と顔を手に入れ、竜一が帰国した。精力的な地固めが始まる。いよいよ復讐の相手の懐深く踏み込んだその時、またもや大ピンチが…。竜一の打開策とは?美佐が見た竜一と咲の未来とは?ここで著者の急逝による絶筆となっている。2人の結末が読めないなんて…2024/04/20
けいこ53
19
SEKAINO OWARIの曲と共に流れる予告偏が気になり 初白川作品。二人の竜の復讐劇は叶えられるのか?それだけに生きるのは辛すぎる。未完ゆえに結末はわからないけど、TVドラマではどうなるか予想と比べてみたい。美佐が見えたものは…が気になる。2020/08/11
にゃにゃころ
17
あぁ...未完、ほんと残念。どんなラストになるのか知りたかった。原作はここまで割と順風だけど、ドラマは原作に比べて、源平も沖も手強かったし、いろいろアレンジがあって面白かった。まゆみがドラマではすごく魅力的だったのに、原作は扱い酷いな(笑)原作もドラマもどっちも面白かった!2020/10/02
-
- 和書
- おくりものはナンニモナイ