「芸」と「能」

清水 ミチコ/酒井 順子【著】

幻冬舎（2015/10発売）

• サイズ B6判／ページ数 205p／高さ 19cm
• 商品コード 9784344028395
• NDC分類 770.4
• Cコード C0095

内容説明

ウケる、とはどういうことなのか？話芸と文芸、二人の“芸”達者が、付かず離れず、自由自在に「芸能」を掘る、掛け合いエッセイ。芸能談義、４９番勝負！

目次

八代亜紀
「芸」と「人」
ユーミン
化粧
舞妓
トリビュートコンサート
集団行動
交換日記
お楽しみ会
沖縄のユタ〔ほか〕

著者等紹介

清水ミチコ［シミズミチコ］
１９６０年岐阜県生まれ。タレント。８６年にライブデビュー。テレビ、コンサート、ＣＤ制作など多方面で活躍中

酒井順子［サカイジュンコ］
１９６６年東京都生まれ。エッセイスト。立教大学卒業後、広告代理店勤務を経て、執筆業に専念（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[takaC]

2月末に図書館本（2冊蔵）を予約した時点で予約順位4番だったのに5ヶ月待った。ちゃんとルール守れよな、みんな。せっかく交換日記形式で切れ間なく読み続けられる構成なんだから・・・

2016/08/04

[美登利]

またもや、酒井さんのエッセイ本に手を出してしまいました！(苦笑)あれほど、もう良いかな？などと感想を書きつつも。大好きな清水のミッチャンとのリレーエッセイとなれば読まずにはいられませんでした。ミッチャンの文章は三谷さんとの共著でも何冊か読んでいますが、あれは話してる言葉を文章におこした物だと思います。だけど文章を書くプロである酒井さんを唸らせるくらいにエッセイの内容が、テレビで拝見する話芸と同じレベルでとても面白いのです。芸術界の裏話もすごく楽しかったです。時事ネタは幾つも共感できるものがありました。

2015/11/29

[yumiko]

面白くないわけがない！だってこの二人だもん！と思って読み始めたけれども〜年上の清水さんに遠慮して、酒井さんの毒舌にいつもの切れがないような気がちょっと…(^^;;でもそこはリレーエッセイ！やり取りが進むうちにお互いの呼吸を掴んで楽しいキャッチボールになっていくのはまさにプロ。種々様々な芸能に関する話題に、笑いながらも頷くこと多し。清水さんの緊張しそうな時は「平常心のモノマネ」をするという話しが最高に好き。盛り上がってきた頃に連載終了なのが残念。続編に期待〜♫

2015/12/22

[アキ・ラメーテ＠家捨亭半為飯]

清水ミチコさんと酒井順子さんのリレーエッセイ。といっても、前半はあまりお互いの前回のエッセイに言及せずにすすむ。後半になってくると、お互いのやり取りも増えてくる。エッセイのお題は、それぞれでリンクはしていない。清水ミチコさん物真似、TV番組での存在感、エッセイ(TVブロスの連載の書籍化)やブログが大好きなので、酒井さんがべた褒めするのも、わかるわかるーと同じミッチャンファンのような気持ちになってしまった。

2017/02/18

[姉勤]

芸人・清水ミチコと文筆家・酒井順子のリレーエッセイ。交換日記のような、お題の掛け合いのような、平成25〜27年雑誌連載をまとめたもの。それぞれの日々の活動、時々のニュースや他分野の芸能に対する視点が脱力（ダウナーではなく）して綴られ、おかしみを誘う。しかし、時事情報の鮮度の落ち方、陳腐化の早さに10ヶ月ひと昔を実感する。リアルタイムでは事の軽重を計りきれず。

2016/10/09