内容説明
超高級時計ブランド「RICHARD MILLE」。1000万円を超える腕時計が世界で、そして、ここ日本でも売れている。リシャール・ミルと川崎圭太(リシャールミルジャパン代表取締役)の独自のビジネス哲学に迫る。
目次
1章 「好きなことだけをして、作りたいものだけを作っている」―Interview to Mr.Richard Mille(リシャール・ミルCEO)(コストのことは、考えない。;これ以上、新しい腕時計を作らないでくれ! ほか)
2章 軌道に乗るまでの紆余曲折&七転八倒。―Interview to 川崎圭太(リシャールミルジャパン代表取締役)(売ろうと思ったら売れない。;スキーで培われたアイデンティティー ほか)
3章 三者が語る、リシャール・ミルの神髄(なぜ、僕はこんなにもリシャール・ミルに惹かれるのか。;人間リシャール・ミルは、とても魅力的! ほか)
4章 ベラボウに高い腕時計が支持される理由。(買ってよかったと思っていただければ、次に繋がる。;グループに属さない、孤高の道を歩む! ほか)
著者等紹介
川上康介[カワカミコウスケ]
1971年、鹿児島生まれ。出版社勤務を経てフリーランスエディター、ライターに。さまざまなジャンルの人物インタビューを中心に、時計、自動車、ファッションなどからスポーツ、農業まで幅広い分野を取材している。男性雑誌などを中心に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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JH
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高級腕時計ブランドの創始者である、リシャール・ミルについての書。本書を手に取った当初はマーケティングの本かと思っていたが、どちらかと言えばリシャールのインタビューを通じて彼の人生を知るものだった。彼の言葉で印象的だったのは、「妥協=自分に嘘をつくこと」「自分の人生の哲学とビジネスの哲学が一致した」「好きなことだけやってきたから、すばらしい人生を送ることができているよ」の3点。やはり、好きなことを仕事にするのが成功への一番の近道のようだ。それにしても、一本数千万円や億単位もする腕時計はもはや芸術である。2014/12/26