アートにとって価値とは何か

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アートにとって価値とは何か

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344026414
  • NDC分類 702.16
  • Cコード C0095

内容説明

日本の現代美術界において常に台風の目となってきたミヅマアートギャラリーの闘いのすべて。アートの価値とは何で決まるのか?日本人のアートは西洋人にとって“土人のみやげもの”なのか?

目次

第1章 日本の現代アートの評価(日本のアートは“土人のみやげもの”か?;エキゾチシズムを超える潮流―ネオテニー・ジャパン展とジャラパゴス展 ほか)
第2章 ギャラリストへの道程―戦後日本の社会史とともに(父・末松と戦前の芸術家たちの交流;戦後の転落の中での生い立ち ほか)
第3章 アートマーケットの激動の中で―ミヅマギャラリー奮戦記(ギャラリー開廊と日本のアートシーンへの苛立ち;青山ギャラリー時代の苦戦 ほか)
第4章 世界を変えている注目アーティストたち(草間彌生の過剰と狂気;村上隆の戦略と機能 ほか)
第5章 日本の現代アートはグローバル土人の楽園をひらく(大震災後の日本とアートの使命;土着文化と舶来文化のせめぎあいが育んだ日本の芸術文化 ほか)

著者等紹介

三潴末雄[ミズマスエオ]
1946年東京都生まれ。ミヅマアートギャラリー東京、北京、シンガポールディレクター。成城大学文芸学部卒業。1980年代からギャラリー活動を開始。1994年ミヅマアートギャラリーを青山に開廊(現在は市谷田町)。2000年からその活動の幅を海外に広げ、インターナショナルなアートフェアに積極的に参加。日本、アジアの若手作家を中心にその育成、発掘、紹介をし続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

79
ミズマアートギャラリーの代表を務める三潴さんの現代アート論(2014年刊行)。日本のアートが置かれている状況や問題点、ミズマがこれまで輩出してきた会田誠や山口晃、鴻池朋子、宮永愛子などの交流と作家論、アートマーケットの潮流とギャラリー運営、日本のアートを国外に広める活動などを紹介している。現在、オリパラに合せて会田誠展「愛国が止まらない」が開催中だが、この本で会田について、「人々が触れてほしくない、忌み嫌うようなものを確信犯的に露出して、ミクロな不快の回路を通して政治的な大きな問題につなげる作家である」→2021/07/29

nizimasu

9
これだけきっぱりとした現代アートと日本のおかれているポジションについてきっちり解説している本はないだろう。それはミヅマギャラリーという日本の現代アートギャラリーの御仁が書いた故の本だからだ。それだけに、ちょっとした自慢や耳が痛い日本人への皮肉めいたこともちょいちょいカアをのぞかせるが、身銭を切ってアートと向かい合ってきたその自負と身体言語にはヒレフするほかないだろう。多分、村上隆さんなんかとすごく共通する部分も多くて、直接的ではなさそうだが薫陶を受けているような気がします。日本にはアートよりガッツが必要2015/05/03

Salsaru

6
なんとなく、観てるアートを体系立てて、背景も踏まえて観るとまた違う視点や面白さが出てくることがわかった。タイミングも大事か。アートは深い。もっとわかるようになりたい。

S.J.

4
国際的に高い評価を得た日本人作家の多くも、詰まるところ西洋の思想的文脈において解釈され、価値付けられてきたにすぎない。欧米のアート市場は巨大であり、彼らのルールに従わざるを得ないということもある。しかし著者の三潴氏は日本独自に培われたコンテキストには欧米に負けない歴史的蓄積があると訴える。彼の戦略は日本文化のポテンシャルを梃に、縄文的/土着的発想をもって西洋中心の芸術的価値観と市場の脱構築を目論んでいるかのようだ。ドン・キホーテのようにも見えるが、彼の率いるミヅマアートギャラリーの今後の活躍に期待したい。2019/07/31

鉄路のほとり

2
日本の現代美術を追っている人なら知らぬ者のない、ミヅマアートギャラリーのオーナー三潴末雄氏の回想記。ギャラリスト(アート・ディーラー)と呼ばれる方々の実態に疎かった自分にはとても勉強になった。会田誠や山口晃をはじめとした日本の作家たちを売り込んでいくプロセス。コレクターの役割の重要性(精神科医・高橋医師のコレクション)。ガゴシアンギャラリー(ジェフ・クーンズやダミアン・ハーストを売り出した世界最大のギャラリー)の功罪など。2020/01/19

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