心が疲れたらお粥を食べなさい―豊かに食べ、丁寧に生きる禅の教え

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心が疲れたらお粥を食べなさい―豊かに食べ、丁寧に生きる禅の教え

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  • サイズ B6判/ページ数 211p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344026254
  • NDC分類 498.5
  • Cコード C0095

内容説明

刺激を求め、あれもこれも貪り食べる生活を一度断ち切ってみる。禅的シンプル食生活のすすめ。

目次

第1章 食べる(毎朝の変わらないお粥から“私”の在り方が見えてきます。;粥には、身体を整えるありがたい力があるのです。 ほか)
第2章 作る(料理する人のことを知れば、食べる心も変わります。;料理ができなかった修行僧も、永平寺でどんどん上手くなっていきました。 ほか)
第3章 片付ける(調理の合間に洗い物を片付けてしまいます。;丁寧さに己が出ます。 ほか)
第4章 生きる(自分とは、なんでも食べる傲慢な存在なのです。修行生活の最初は“食べたい”欲望が溢れ出ました。 ほか)

著者等紹介

吉村昇洋[ヨシムラショウヨウ]
1977年3月広島県生まれ。曹洞宗八屋山普門寺副住職、臨床心理士、相愛大学非常勤講師。駒澤大学大学院人文科学研究科仏教学専攻修士課程修了(仏教学修士)。広島国際大学大学院総合人間科学研究科実践臨床心理学専攻専門職学位課程修了(臨床心理修士)。曹洞宗大本山永平寺にて2年2ヶ月間の修行生活を送り、乞暇後、永平寺史料全書編纂室を経て、広島の自坊に戻る。2005年11月より、虚空山彼岸寺にて精進料理のコンテンツ「禅僧の台所~オトナの精進料理~」を展開し、人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なぎやまなぎこ

15
食の煩悩に取り憑かれている私は美味しいお粥の作り方が載っているのかと思って図書館で借りてきました。はい、違いました。著者が修行した禅寺永平寺での体験談を通して禅と食の関わり、食べることも作ることも全て修行ですと言う温かいお話が9割。お粥の作り方と出汁の引き方がほんの数ページにだけ記載がありました。日本の出汁は「取る」のではなく「引く」と言うそうです。煩悩の塊の私は永平寺の朝粥食べたいなぁ、と思い本を閉じました。2020/11/19

ちぇしゃ

14
早寝早起きお掃除しまくりのおかゆ生活をエンジョイしてたら、知人に「禅僧か?」と突っ込まれてww わたくしには仏教は未知の世界であり、禅とかいわれてもまったくぴんとこなかったのでとりあえずおかゆつながりの一冊をまず手に取ってみました。禅僧で臨床心理士でもある著者による、生きる姿勢についての本で、とても良書。吉野朔実の「エキセントリックス」にも書かれてるけど、料理とは他の命を殺めて作られている、つまり自分が生きるために他を殺生し摂取していること。「いただきます」とは祈りながら食べるということ⇨コメントに続く2017/06/22

もりのこ

11
おかゆのことだけでなく、食べること作ること片付けることを通じて、生きること、大切なことを教えてくれる本です。禅の世界って、自分にとって新しいことばかりで、キラキラしていたよ。おすすめの本です。2015/01/29

ナナホシ

10
著者が修行した際の食にスポットを当てた本。日本文化の中で洗練されてきた作法や所作を美しいと感じられる日本人の感覚は素晴らしいと思う。共通するのは全て丁寧に行うこと。所作だけでなく、穏やかな気持ちで物事に向き合うことで自然と動作は洗練されてくる。まずは「味わうこと」から始めよう。2014/11/29

S.T.

8
読友さんの紹介から。福井県・永平寺で修業した著者が、食を通して永平寺での教えを説くという内容。お粥を丁寧に食し、しっかりと味わう。簡単に思えるが、これがとても難しい。慌ただしく日々を過ごす自分にとって、意識して取り入れたい心構え。食だけでなく、事柄や人に対しても、心穏やかに丁寧に味わう。まずは、朝粥レシピを参考に連休中にお粥をゆっくり丁寧に食したい。仕事に忙殺されている人にお勧めの一冊。2015/04/29

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