海洋地球研究船「みらい」 とっておきの空と海

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海洋地球研究船「みらい」 とっておきの空と海

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  • サイズ B5判/ページ数 95p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344025882
  • NDC分類 452.2
  • Cコード C0072

内容説明

海の波がなくなる赤道直下、雨と晴れの境目、オーロラが踊る北極の海、南極にそびえるアイスブルーの氷山―研究者だけに許された地球極限、奇跡の絶景。死ぬまでに絶対に見たい!自然がつくる芸術。

目次

1 熱帯の海へ(波を失った鏡の海;灼熱の太陽 ほか)
2 北極域の海へ(昨日の島と明日の島;全天に舞うオーロラ ほか)
3 南極域の海へ(氷山の形を変える悠久の時間;無数の氷に包囲される ほか)
4 研究最前線(空と海を観測する船―地球を調べる最新機器;研究24時―船上の熱い人々 ほか)

著者等紹介

柏野祐二[カシノユウジ]
博士(地球環境科学)。(独)海洋研究開発機構地球情報基盤センター技術主幹。気象予報士。山口大学非常勤講師。1963年北海道生まれ。北海道大学理学部地球物理学科卒。同大学大学院にて博士号取得。(独)海洋研究開発機構地球環境変動領域技術研究主幹を経て現職。海洋地球研究船「みらい」に首席研究員として10回乗船し、熱帯の海洋観測に従事するかたわら空と海の写真を撮影し、科学技術団体連合主催「科学技術の『美』パネル展」にて、2011年から3年連続最優秀賞受賞

堀E.正岳[ホリマサタケ]
博士(理学)。(独)海洋研究開発機構地球環境観測研究開発センター北極域環境・気候研究グループ研究員。1973年アメリカ、イリノイ州生まれ。筑波大学自然学類(物理学)卒。同大学大学院生命環境科学研究科にて論文博士取得。気象研究所重点研究支援協力員、名古屋大学21世紀COEプログラム研究員を経て現職

内田裕[ウチダヒロシ]
博士(理学)。(独)海洋研究開発機構地球環境観測研究開発センター全球海洋化学・物理研究グループ主任技術研究員。1970年神奈川県生まれ。東京理科大学理工学部機械工学科卒。九州大学大学院総合理工学研究科大気海洋環境システム学専攻にて博士号取得。気候変動による海洋の変化を明らかにするため、41回延べ900日を超える観測航海に乗船し、高精度データの取得に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

185
お気に入りの写真集を海の日に。世界中を観測航海しているJAMSTEC海洋地球研究船みらいの海上からの空と海。オーロラの北極、氷山浮かぶ南極、赤道直下灼熱の海へ。大地より高く聳え立つ雲の塔。黒雲過ぎれば遮るもののないダブルレインボー。雲間から光が漏れる天使の梯子。大海の真ん中で羽を休めに来たクロアジサシ。未来へ飛び立つのかい。リトルターンを思い出す。風は何処。さざ波さえも消えてしまった鏡の海へ。日の出の瞬間に現れた幸せの光、グリーンフラッシュ。有名になったブルーモーメント。漆黒の直前を青の世界に染めていく。2023/07/17

MI

103
読友さんの紹介本。海洋地球研究船「みらい」からみた空と海。ほぼ写真で空と海とそしてそこに住む生き物たちを見ることができた。なかでもふねからみた満天のオーロラの写真がキレイだった。南極域では夏には白夜、冬には極夜がある。12月、南半休では夏。太陽が沈んだあとも空は明るく、2.3時間で日が昇り、夜になっても暗くなることはない。この日も太陽が昇ったのは真夜中の2時。日没は夜の11時。不思議な気分です。世界中を旅することはできないけど、本を通じて旅気分が味わえました。最後には北極や南極の研究の最前線を学べました。2023/07/26

greenish 🌿

77
海洋地球研究船「みらい」。その乗組員と研究者が観た空と海の不思議。圧巻の写真と科学的解説で迫る  ---一切の波を失った「鏡の海」。高さ1万Mの「クラウドタワー」。天に向かう光「薄明光線」。緑の光を放つ太陽「グリーンフラッシュ」。日没直後のピンクの空「ビーナスベルト」。全天に舞う「オーロラ」。北極海に浮かぶ「蓮葉氷」。熱帯で極地で過酷な調査を続ける彼らの、パワーを蘇らせるに余りあるであろう自然現象の数々がとても美しい。地球規模の気候変化を観測する彼らのミッションにも、胸打たれるものがありました。2014/08/03

ベーグルグル (感想、本登録のみ)

26
海洋地球研究船『みらい』からみた空と海。空と海に近いのでダイナミックでとても美しい写真の数々にうっとり。2014/10/01

はと

21
熱帯の海、北極域の海、南極域の海。研究船「みらい」が調査に行って出会った海や動物達の写真集。海も空も絶景なのだけど、プロが撮ったわけでない素朴さがあって、微笑ましい。写真に添えてある旅の記録を読むと、自分が旅に行ったわけでもないのに写真に愛着を感じてしまう。最後の方に、「みらい」の解説と、「空と海を科学する」ページがあって、それも面白かった。暖かい熱帯の海に生き物が少なくて、逆に寒い北極海や南極海の海に生き物が多いのはなぜか?その理由は、、、本書を読んでのお楽しみ♪2014/08/06

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