日本人に遺したい国語―101歳最後の授業

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日本人に遺したい国語―101歳最後の授業

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  • サイズ B6判/ページ数 158p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344024861
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0095

内容説明

日本語の力は生きる力。本を読む、手紙を書く。人生はどんどん豊かになる。伝説の国語教師の遺言、緊急出版!!

目次

第1章 国語を学ぶ意義(国語力とは「生きる力」;遊ぶ気持ちで学ぶ ほか)
第2章 読む楽しみ(ときには遠回りをしてでも徹底的に理解する;教材として打って付けだった『銀の匙』 ほか)
第3章 書く楽しみ(「読む」は「書く」につながる;読後感を書くことで読書は完成する ほか)
第4章 学び続ける楽しみ(何かをはじめるのに、遅すぎることはない;横道で得た経験が人生を豊かにする ほか)
第5章 生涯、国語教師(長寿の喜び;人生を充実させる原動力とは ほか)

著者等紹介

橋本武[ハシモトタケシ]
1912(明治45)年京都府生まれ。1934(昭和9)年東京高等師範学校を卒業、旧制灘中学校の国語教師となる。中勘助著の『銀の匙』を中学3年間かけて読み込むという授業を実践し、21歳から71歳まで50年間にわたり教壇に立ち続け、1984(昭和59)年退職。2011(平成23)年、27年ぶりに灘校の教壇に立ち、大きな話題となった。2013(平成25)年9月11日、101歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TakaUP48

39
灘校で50年間、国語教師として教壇に立った橋本先生の重みのある言葉の数々。「国語はすべての基本。学ぶ力の背骨である」。数学の問題を読み解きや、英語の長文理解のために読解力は不可欠。最近の教育は国語軽視か?「読書を通じて他人の人生の追体験」。読メに通じる言葉は「読後感を書くことで読書は完成する」。これにて、判断力・構成力・集中力がつくのだ!「思いやりの気持ちが人を大人にする」相手の立場になって考えることで視野が広くなり、成長に繋がる。耳が痛い言葉だ。タカラジェンヌからダンスまで人生を大いに楽しんだ人だった。2021/03/19

Unicorn

7
薄いし、あっという間に読んでしまった。でも、中身は非常に濃く、読みがいがあった。国語力がとても大事で、国語力があれば、他の教科も力がつくんだ、という部分は、説得力があった。また、読書した後、自分がどう感じたか、書くことも大事で、それをやって初めて、読書というものが完成するのだ、と言う部分は非常に興味深かった。他にも書きたいことはあるけど、書ききれなくなりそうなので、止めておく。2013/12/26

いが栗坊主

6
スローリーディング、多読、日記などなど色々、再確認できてよかったわ。読メでこうして感想を書くこともええことなんやね。著者の教材として使用してた「銀の匙」、まだ未読なんで読んでみよ、、漫画「銀の匙」も。2014/04/06

りな

6
灘中の国語教師だった橋本武先生が、101歳となって著した本書。日記は書きたい時だけ書く、無理に早寝早起きなどせず、好きなだけ夜更かしをして好きな時に居眠りをする、趣味は飽きたらすっぱりやめる等々、著者の自然体な生き方に、読んでいて「そうか、これでいいのか」と、肩の力が抜けるようだった。著者が、101歳になってもなお、青春時代を謳歌しているということが、文面からもいきいきと伝わってきた。国語を、そして人生を楽しむコツを学べたと思う。2014/03/03

KK

5
灘高教師であった橋本武さんの本。名言が集まってます。脇道に逸れながらの授業は色々なことが学べて楽しそう。子供たちにも学ぶ楽しさを知ってほしいなぁ〜2014/02/05

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