内容説明
「僕は先生ではなく、紺野佑太です」窓際にたたずむあの人が、ぼくに教えてくれたのは、医者の心得よりもっともっと、大切なものだった―。訳ありベテランドクターとさとり世代研修医の交流を描いたハートフルストーリー。
著者等紹介
川渕圭一[カワフチケイイチ]
1959年群馬県生まれ。パチプロ、数社の会社勤務、1年間の引きこもりを経て30歳で医師を目指す。37歳で京都大学医学部卒業。大学病院で研修医として勤務し、その経験を基にしたデビュー作『研修医純情物語 先生と呼ばないで』がベストセラーとなる。現在フリーの内科医として働くかたわら執筆、講演活動に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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にゃんた
26
病院にいるたくさんの医師、こちら側からすれば遠いところの人が、当たり前だけれど、その医師ひとりひとりには、その辿ってきた道や思いがありそして医師を選んだということを改めて実感した。どちらかというと息を飲むような展開の医療小説を好むタイプなので、途中まではそのゆるい感じの展開に、この本って面白いのか…?と思いつつページをめくっていたけれど、最後にバタバタと自分の思ってもなかった展開を見て、ええ話やん!と思えた作品だった。2017/10/30
み
14
さくさくと♪話しを聞いてくれるドクターっていいですよね。残念ながら今の居住地では未だ遭遇できていません(>_<) って、病院に滅多にかからないけど。2014/06/08
こうちゃ
14
[研修医]シリーズ最新刊。診察のない時はいつもデイルームの窓際で、患者さんの話し相手になっている訳ありベテランドクターの紺野。[窓際ドクター]と呼ばれる彼が気になって仕方がない新米ドクター藤山。窓際にたたずむあの人が、ぼくに教えてくれたのは医者の心得よりももっと、大切なものだった。脱サラ後、一年間の引きこもりを経て30歳で医師を目指し、37歳で医師になった著者が描いたハートフルストーリー。”あの人の手紙”の告白に驚き、”あの人の手紙2”の告白にニヤニヤ。2013/12/21
魚京童!
11
コウイウ人ニ私ハ成リタイ。2013/11/29
伶夜
10
「どんなにゆるい絆でも、決してほどけることはない」(本文より)2018/03/29