内容説明
パリに渡って14年。学び、仕事をし、結婚し、子育てをする日々の中で出会ってきた―。光と陰を湛え、人生のドラマを引き受けた、パリに生きる女性。強くしなやかな10人の「物語」を紡ぐエッセイ。
目次
封印を解いた女
すべてを引き受けた女
ほとばしる女
揺るぎない女
万華鏡の女
ハンサムな女
離婚で輝く女
女系の女
陰を抱く女
パリに生きた女
著者等紹介
雨宮塔子[アメミヤトウコ]
1970年東京都生まれ。成城大学卒業後、TBSに入社。99年退社後、単身パリに遊学。現在はフリーキャスター、エッセイストとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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らむり
37
元アナウンサー雨宮さんのパリの女友達紹介エッセイ。そこそこ良かったのですが、パリ生活はめんどくさいんだなあとか、雨宮さんの考え方はやや古風だなとか、本筋とはあまり関係ないことを色々感じました(笑2013/12/05
りずみぃ
33
NHK「にっぽんの芸能」の坂東玉三郎さんが大好き。口頭で伝えることが難しい伝統芸能を、外来語を使わずに、素人にも分かりやすく、決して意見を押し付けない。言葉にすることから逃げない姿勢が素晴らしい。その対極にあるのがこのエッセイ。倒置表現とカタカナの多用で非常に読みにくい。なにより、違う文化圏にいる人たちに分かってもらおうとする努力が一切無い。「バーキンを手に…サルエルパンツをエッジイなブーツにインして、ヴィトンの豹柄の大判ストール…リュクスなコンサバ系」そのうえ、ユーモアもないから読んでいて非常に疲れる。2018/02/20
野のこ
25
優しいピンク色とシンプルな装丁に惹かれて借りました。パリのセレブと自分の暮らしている世界と全く違い異次元の物語のような気分。でもそれぞれのmature“成熟した 分別のある”女性たちの生きる精神や子供達を守る母性はとても魅力的。でも一番印象に残ったのは同じ日本人ママ友からのカエルの姿揚げのお裾分け。雨宮さんの交流関係の広さも素敵です。それにしても高校まで一貫教育の私立学校の日常には目を丸くするところだらけでした。2017/04/12
akinbo511
15
TBSアナウンサーだった雨宮さんの大ファンだったけれど本を読んだのは初めて。パリで出会った女性のことを憧れの目線で紹介してくれる。こんな生き方もいいかも、と思う人もいたけれど、日本では難しい生き方かもしれない。 2014/09/11
アデレード
8
経済的にも精神的にも自立した女性がたくさん出てくるエッセーです。素敵だなあと思うけど、書かれているのはアッパークラスの女性たち。ヨーロッパはベビーシッターは当たり前ですが日本には浸透しているとは言えないし、文化の違いは仕方ないですがあまり参考にはならないかな?出てくる女性みんな完璧すぎて、いつ休んでいるの?と心配になっちゃいました。2015/07/26




