内容説明
ベーリング海、カナダ沖、マリアナ沖、南太平洋、インド洋、アデン湾、台湾沖、日本近海…世界の海を調査する京大准教授が、海の神秘を分かりやすく解説。
目次
最初はマグマの海だった
地球に海ができた奇跡
地球以外の太陽系の星に海はないの？
風が波を作り出す
なぜ人は船酔いになるのか
海は青色なの？
海が青いので深海魚は赤い
どうして海の水はしょっぱいの？
海にはどれくらい多くの生き物がいるのか？
海には謎の生物てんこ盛り〔ほか〕
著者等紹介
後藤忠徳［ゴトウタダノリ］
大阪府生まれ。京都大学大学院工学研究科准教授。１９９３年神戸大学大学院修士課程修了（理学研究科地球科学専攻）。９７年京都大学博士（理学）学位取得。東京大学地震研究所、愛知教育大学総合科学課程地球環境科学領域助手、海洋科学技術センター深海研究部研究員、海洋研究開発機構技術研究主任などを経て現職（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みさどん
14
知っているようで知らない海に関する知識がてんこ盛り。具体的な海の塩の濃さや日本の海の広さは世界６位とか、高い山と比べた深い海とか、表現も平易で子どもにも読みやすい。海の研究者である著者が、冷静かつ楽しく海の現状を教えてくれているのがいい。海はまだまだいろいろな可能性を秘めているのだな。2017/05/17
ジン
4
海はまだ謎でいっぱい2021/02/04
うさみみ
4
他の方も書かれている様に、シンプルでとても読みやすかったです。大人から子供まで楽しめる海の教科書。まさか昔はメジャーで海の深さを測っていたとは…Σ(´□｀;) そしてウナギの故郷がグアム島付近だったとはビックリです。その他「海が青い理由」「海水がしょっぱい理由」等々。更に個人的に大好きな宇宙の話も出てきてワクワクしました(о´∀`о)それにしても…あの愛らしい『センジュナマコ』を見て(触って)みたいです！2015/03/22
ひよこまめ
3
海についての入門書。あとがきにもありますが、｢どうして海の水はしょっぱいの？｣という疑問の答えから｢海賊の生活｣といった豆知識が、小学生でも分かるように書いてあります。内容は“広く浅く、海について学べる”という感じなので、これを発端に海についてもっと知りたくなります。2013/09/22
やぎとら
3
この本はいいな～。小学生でも読めるようにということで、平易な解説で海にまつわる様々な疑問に答えているけれど、太平洋プレートが具体的にどこら辺のことを指しているのかよく分かっていない大人にも、とても楽しく読めた。しかも、割と最近の調査結果（ダイオウイカなど）や話題になったアトランティス大陸についても解説しているのがいい。これが重要。 一番気になったのはスケーリーフットという貝。鱗って？？思わず画像をググってしまう。2013/09/20
