内容説明
大丈夫か、日本!経済、教育、原発…。頂上から見下ろすと、あらゆるものが見えてくる。
目次
第1部 わが山旅(ネパールゴーキョ・ピーク(二〇〇四年十月)
アフリカキリマンジャロ(二〇〇五年十二月)
ヨーロッパアルプス(二〇〇六年八月)
聖山カイラス(二〇〇七年十月)
ネパール中西部・中北部(二〇一〇年十月)
日本の山々)
第2部 随想(足るを知る;偏差値教育;地頭力;大震災と原子力発電;歴史を学ぶということ;長寿者の覚悟;小泉純一郎さん素描;森稔さんの挑戦する都市)
著者等紹介
大野剛義[オオノタケヨシ]
1935年7月6日、東京都に生まれる。58年、慶應義塾大学経済学部卒業、三井銀行入行。堂ビル支店長、新宿新都心支店長を歴任。87年、取締役。常務取締役、さくら銀行代表取締役専務を経て、96年6月、さくら総合研究所社長に就任、99年6月退任。同年9月、株式会社治コンサルタントを設立し、代表取締役社長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mura_海竜
38
図書館リサイクル本。こんな程度の良い本がリサイクルされるとは。内容は大手銀行の専務まで登りつめた著者が60歳から山に目覚め、海外のヒマラヤやキリマンジャロに挑む。山の高さ、大から中へ。日本の山の紹介となり、最後はエッセイで締め。ビジュアルできれいな写真が並ぶ。エッセイは、社会問題から東日本大震災、教育のことまで多岐に渡る。同感の内容が多かった。ニセ八ヶ岳といわれる「茅ヶ岳」で日本百名山の名づけ親深田久弥さんが亡くなったのは知らなかった。2014/04/01
Kei
15
おこがましいですが、共感すること多し。山は「登るとき」と「降りるとき」では、心の持ち方が変わる。まさに!登るときには、世事から遠ざかる解放感。降りるときには、スッキリした頭に湧き上がる様々な満足感。「自分の足で行きたいところに出かけ、好きなものを食べて飲んで、気の合った人たちと遊ぶ」かくありたし!ありたし、なんで、さあ、どうでしょうね?(笑)2013/12/31