内容説明
人には誰でも掛け替えのない大切な人がいて、その人を守るためにどうしても闘わねばならない時がある。青春エンタテインメント小説。
著者等紹介
ゲッツ板谷[ゲッツイタヤ]
1964年東京都立川市生まれ。作家。十代の頃は暴走族やヤクザの予備軍として大忙しの日々。『メタボロ』(幻冬舎文庫)執筆中に脳出血で倒れ、二カ月間生死の境を彷徨う。その後、長いリハビリ期間を経て、奇跡の復活を遂げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GAKU
30
三部作やっと読了。ヤクザの見習いで、相変わらず喧嘩に明け暮れ、女に騙され、ボロボロの青春時代。一見不良の自叙伝風劇画のような小説ですが、根底には男同士の友情、母ちゃんの愛が常に描かれており、最後は何時もホロッとしてしまう。ゲッツ板谷さんの作品は大体がアホで、ハチャメチャだけれど、それだけでは終わらない「愛」がいつも感じられる。この人、良い人なのだろうな。 2015/11/23
まつじん
26
ゲッツ板谷さんの青春時代はボロボロだそうですが、現在も病気(脳出血)でさらにボロボロのようです。そんな気迫だけは迫ってくる三部作の完結編のようですが、まだまだかけそうですね。頑張ってください、待ってます。2013/01/12
きるきるふわっち
4
夫も、この猛身と同じく修羅の道を歩んでるんだな、と感じた。少し前まではこのような話は他人事だった。でも。身内をこんな風に食い荒らす、しかもきっと、身内だからこそ。何でそんなことするの、と問うと、先に揚げ足をとらないとすぐに揚げ足とられるから、という。誰に?世の中全員じゃ!!ボケ!!と叫んだ夫。きっと、本気でそう思っていて、悲しくて辛くて不安で仕方ないんだろう。2015/01/04
v&b
2
ラストの二行が連載時と変わっている。ドキリとするようなフレーズに。 (続く:12/31) 未だ書かず。情けない。(1/6) アマゾン等にまとまったかたちのレビューをUPする。 不完全でも、あとで差し替えればいい。それを参考に読む人(あるいは読まない人)がでてくるだろうし。やれることはサクサクいくぞ。2012/12/31
takosi
2
苦悶のメタボロから吹っ切れたズタボロ。鬼の達観したようなキャラが魅力的だった。2012/12/13
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- 和書
- ぼくらの大脱走 角川文庫