内容説明
香川真司が加入した名門マンU率いて26年。70歳の指揮官は如何にしてスター軍団を束ね、輝き続けるのか―。組織リーダー必読。
目次
第1章 臆せず向き合う―1対1の絆こそすべて
第2章 マンU監督初期―没落した名門再建を託される
第3章 ファーガソン流若手育成術
第4章 スーパースター操縦法
第5章 名将の信念
第6章 人材確保の方程式―スターは作るもの
第7章 勝負師ではなく、勝利師であれ
第8章 マインドゲームの達人であれ
第9章 長期政権を実現させた処世術
第10章 知られざる素顔
最終章 ファーガソンの悲願と、香川の才能が融合する
著者等紹介
田邊雅之[タナベマサユキ]
1965年新潟県生まれ。2000年から10年間、スポーツ総合誌「ナンバー」編集部に所属。海外サッカー、特にプレミアリーグの担当責任者を務める。サイモン・クーパーをはじめとするヨーロッパ各国のジャーナリストや、元サッカー日本代表監督であるイビチャ・オシムとも親交が深い。現在はフリーランスのスポーツライターで、雑誌への寄稿、翻訳などで活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やまねっと
13
この本は評伝に表立ったビジネス書とも読める。ファーガソン独特の人心掌握術は当たり前なことかもしれないが、愚直なまでに進めるその術は誰にも真似出来ないと思った。何が欠けてもいけない完璧なまでのリーダーシップ。爪の垢を煎じてというが、爪の垢程度ではファーガソンにはなれない。 どうやってこんな人になれたのかは自伝を読んでみないとわからないなと思ったので、今度は自伝も買ってみたく思いました。 ファーガソンが去ってからマンUは低迷している。本にもあったが、本当に90歳までやらせてみたら良かったのに。2024/05/08
たー
13
マンUファンにも関わらずファーガソン監督のことはあまり知らなかったので、面白くはあったが、同時にやや物足りない感じ。2013/01/13
ジュンジュン
7
07/08シーズン(CR7在籍時)から勇退するまで、ファーガソンのユナイテッドを観ていたが、選手は変われどスタイルの印象は変わらなかった。曰く、労働者みたいなチーム。がむしゃらにボールを奪い取り、愚直に攻め続ける。ファーガソンの情念や哲学が宿ったようなチームだった。確か西部謙司氏だったと思うが、「天才を走らせる天才」と評していたような…。本書はそんな監督のリーダー論、マンマネジメントを紹介。ただ、ビジネス本っぽくしているが、ファーガソン以外実践はできないと思う(涙)。2021/05/13
ちゅえたん
7
なんか知らないけど、マンUはサッカーをやっていた学生時代から好きなチームでした。引退してしまいましたが、ファーガソン監督の偉大さを改めて感じました。心のどこかで、いつか監督復帰しないかなと思ったりしています。2017/05/11
ぼっち
5
マンチェスターユナイテッドを27年率いて伝説となった、サー・アレックス・ファーガソン元監督の足跡をまとめた本。 彼を知らない人向けの紹介本。自分は、マンチェスターユナイテッドの大ファンで、以前から知っていたので、おさらいとなって懐かしく・楽しかった。マネジメントスキル向上を目指したいので、これからファーガソンの本、読みまくります。2021/04/30