内容説明
上咽頭がんで余命半年なのに、妻は記憶喪失、息子は学習障がい。仕事を辞めて専業主夫になったついでに、治療もやめちゃいました。家族のために奮闘する人気ブロガーの、前向きノンフィクション。笑いは、免疫力を上げる。
目次
はじめに 「砂時計の下のほう発想」について
告知です!
私の家族の紹介です!
大忙し!入院前です!
入院です!
治療開始です!
再発そして余命宣告です!
妻救急搬送です!
辞職です!
生活一変です!
ブログ開始です!
著者等紹介
相河ラズ[アイカワラズ]
1958年生まれ。高度成長期の神奈川県出身。77年ヤンキー&ファンキーな高校から早稲田大学へ入学。教育学を修得し教員をめざすが、職員室の雰囲気が合わず、81年大手通信販売会社へ入社。2005年上咽頭がんが発覚、10年には余命半年を告知される。同年秋、8年勤めた企画関連会社を退社、専業主夫となる。11年ブログ「毎日が想定外」を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美登利
26
まず装丁が明るくて、きっと大変だったのだろうけど、前向きな内容なのだろうと判断しました。思ってた通りこんなに凄まじい状況はあまり見かけないなぁと感じましたが、そこはドンドンと進みます。人は乗り越えられない人生は与えられないと言われますが、著者の頑張りは素晴らしいと思います。私だったら挫けちゃうな…2013/07/01
NOBU
15
過酷な状況を嘆いても仕方がないなら、前向きに在る方が良い。 誰だって解ってるけど、誰にでも出来る事じゃない。 『あしたも、口角あげて、生きまっしょい!』2017/06/20
C-biscuit
10
図書館で借りる。図書館で何気なく手にとった本。今もご健在かと思ったが、読後確認したところ他界しているようである。この本は、自身の闘病生活の中、奥さんが倒れ記憶を失い統合失調症と診断されるなど、絶望的な状況を楽しく前向きにブログにしていたものを書籍にまとめたものである。余命宣告以前からの話もまとめられている。息子さんもアトピーや学習障害児だったようで、はかり知れない苦労をしていたことがわかる。この本を読んでどう感じるかは、当然それぞれなのであるが、自分は改めて妻を大切にしたいと思う。著者は大変立派である。2020/01/19
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
8
闘病中の父と同じ疾患だったので思わず手に取りました。自分の病気だけでなく、奥さんや息子さんの事など度重なる不運にもネガティブにならず、前向きに闘病されている姿が心に響きました。ラズさんのブログや近況をチェックしましたが亡くなられたようですね。自分に出来ることを探して闘病された方を勇気続ける為に書かれたブログ。亡くなる数日前まで書かれたブログ、そんな精神力を見習いたいです。ラズさんの御冥福をお祈り致します。2015/04/02
DONA
4
すごく過酷な人生なのに明るく、何でも笑いに変えながら生きている様子が素敵でした。笑ったり泣いたりしながらあっという間に読み終えていました。2012/06/28