開拓者たち

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  • サイズ B6判/ページ数 430p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344021112
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

宮城県の寒村に育った16歳の阿部ハツが、「大陸の花嫁」として旧満州(中国東北地方)の千振に渡ったのは昭和11年のこと。地平線まで続く広大で肥沃な土地で、無骨ながらも愛情深い夫や弟妹、そして仲間らと開拓に励むハツは、二人の娘にも恵まれ、徐々に幸福を手に入れようとしていた。だが、戦況の悪化は事態を一変させる。男たちは根こそぎ動員で召集され、ハツたちの想像を絶する苛酷な逃避行が始まった…。戦前戦後、希望を捨てずに生き抜いた日本人の物語。史実に基づく感動フィクション。

著者等紹介

北川惠[キタガワサトシ]
1978年NHK入局。社会部記者を経て、「世界ふれあい街歩き」など定時番組の開発やドキュメンタリー番組の制作に携わる。現在NHKエンタープライズ、エグゼクティブ・プロデューサー。受賞作にNHKスペシャル「チッソ・水俣」(文化庁芸術作品賞)、ハイビジョンスペシャル「延安の娘」(カルロヴィヴァリ国際映画祭最優秀ドキュメンタリー映画賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

レイレイ

3
随分前にNHKでドラマになっていたためそのままの配役で読み進めました。誰も悪くない、時代のせい、戦争が悪い。「人間は銃を持つと人が変わる」と速男さんが言った通りと思う。ハツさんは何であんなに強いのか、太陽でいられるのか。本当にすごい人だな。実際に那須には千振地区があるらしい、何も無い所から今や那須は全国的に有名な観光地だ。私も那須、大好きです。また行きたいです。2018/12/16

み~くま

2
手に取った時にはその厚みにちょっと腰が引けたのですが、読み始めたらあっという間に読了!ドラマのノベライズ本ではありますが、一冊の歴史小説として十分楽しめる作品でした。満州と聞くと、日中戦争の発端となった土地としてのイメージが強かった私。まさか30万人を越える日本人が入植していたなんて・・・☆こんな重大な歴史事実を知らなかったなんて、日本人としてとても恥かしいです。戦争という過酷な運命の中でも、常に希望を失わずに生きた方々の物語。私のようにドラマを観られなかった方に、ぜひ読んで頂きたい一冊です。2012/02/04

さく

1
test2017/06/26

tiffany

1
日本国内で開拓なんて、北海道ぐらいと思ってた。他にもあったとは。日本のことなのに、知らなかった。二度とこんな辛いことが起こらないようにしないといかん。2012/06/29

aya-panta

1
満州に入植した開拓者。農家の口減らしのような状態で満州へ追いやられ、戦況が悪化すると軍にも見捨てられ、命からがら日本へ帰ってくるも、あてがわれたのは荒れ果てた土地だけ。それでも辛酸を共にした仲間たちとたくましく生き抜いていく。悲惨な状況で悲しいこともたくさんあるけれど、それほど暗くならずに読めるのはヒロイン、ハツの明るさのおかげかな。2012/05/26

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