バブル獄中記

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344020405
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

戦後、焼け野原となった東京で貸金業を立ち上げ、トップクラスの第二地方銀行にまでするが、バブルの崩壊で経営破綻。会長だった長田は見せかけ増資の疑いで逮捕、110日間にわたって勾留された。欲望と打算が渦巻き魑魅魍魎が跋扈する世界を生き抜いた男が、東京拘置所の狭い房で我が人生を振り返る。

目次

プロローグ
第1章 青天の霹靂
第2章 運否天賦
第3章 禍福は糾える縄の如し
第4章 老兵は死なず
第5章 夢幻泡影
第6章 一期の月影かたぶきて

著者等紹介

長田庄一[オサダショウイチ]
1922年山梨県生まれ。戦後、焼け野原となった東京で裸一貫から貸金業を立ち上げ、一代で東京相和銀行を築いた。しかしバブル崩壊に伴って経営破綻し、2000年に見せかけ増資を行った疑いで逮捕。東京拘置所に110日間にわたって勾留された。東京地裁は03年に懲役3年執行猶予5年の有罪判決を言い渡す。04年、一審判決確定。10年2月、がんのため死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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yoshi

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元東京相和銀行会長が、経営破綻した際に仮装増資の疑いで不当逮捕された。2000年5月からの拘置所内での110日の日記である。78歳の高齢であるが、戦時中の拘留も経験しており、へこたれない信念で日々を過ごすありようが垣間見えた。2012/01/10

honey

0
一代で東京相和銀行を築き上げた長田庄一氏の東京拘置所拘留日記。学歴もなく裸一貫でトップクラスの第二地銀に育て上げた立志伝中の人物。戦争体験と共に語られる拘置所内部が面白い。日記形式なので平易な文章ですぐ読める。 女性検事の取り調べに対してつぶやく言葉がいかにもオヤジくさくて嫌になる。 しかし、やっぱり戦争を経験した人は強いと痛感した。2011/12/07

林林林(リン・リンリン)

0
文章が上手い。2011/08/28

白山手賀

0
今の基準で言うと完全にコンプラの一線を踏み越えていた人。本人はその認識はないけれど。政治家や警察などにカネをばらまくことを、何ら悪びれずにやっていた。2023/09/20

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