内容説明
玉木つぐみは、社内不倫がこじれ出社拒否に陥っていた。誰とも話さず部屋に引きこもり、何気なく始めたTwitterで「LONESOMECLOUD」というIDの男と出会う。どこの誰かもわからない相手だからこそ、安心して何でもつぶやくことができたのだが…やがてつぐみの周辺で異変が起こり始める。暴かれた本名、毎日届けられる薔薇、そして元恋人の死…。カズトはいったい誰なのか、そして彼の狙いは―。
著者等紹介
樹林伸[キバヤシシン]
1962年東京都生まれ。早稲田大学政経学部卒業。『金田一少年の事件簿』『神の雫』など多数のメガヒット漫画の原作者として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えんちゃん
33
ある事情で出社出来ず引きこもりの女性つぐみ。寂しさを紛らわすために始めたTwitter。自分のことを理解してくれる『カズト』に惹かれ始めたた矢先、ある殺人事件が起こる。カズトは何者?予想しても犯人が全然分からないけど、たどり着いた真犯人に驚き!すっきりわかりやすくて面白かった。2019/08/17
ヒロくま
16
Twitterで出会った見知らぬ男から、突然自宅に大量の薔薇が届いたら、、、途中までミステリーでドキドキ、最後はSFで驚き!2014/11/19
みんと
16
狡く、自分勝手な不倫相手である上司とは全く対照的なカズトは繊細、聡明であり、存在自体に透明感があり、非常に心地良く心のなかに染み入ってくる。 だが、序章まではぐんぐん引きこまれていったのだが、まさか、そんな事がと思うようなことが頻出するあたりでだんだんと先が読めてきてしまった。 今、人気なSNSであるTwitterが題材になっていることからも楽しみながら読むことはできたのだがご都合主義的な終わり方が少々残念な気もした。2011/09/07
山茶
16
Twitterをやっている人はより面白さが感じられる本だったと思う。サクサク読めた。なんか現実にありそうな気持ちになるから凄い。もうちっとボリュームが欲しかったかなぁ。2011/05/15
眠り猫@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
12
この短さがちょうどいい! 途中まではかなり面白かったんだけど、ラストそりゃないよー!って感じ なんだ、なんだ、最後にきて力尽きてしまったのか?! 2011/06/24