内容説明
陰陽五行に基づいた「食べ方」、必要なエネルギーと栄養素が摂れる「食材」、内側から体を整える「薬味」、日本に昔から伝わる「調味料」―これらを組み合わせ、無駄のない体をつくる28のご膳を紹介。
目次
第1章 癒
第2章 美
第3章 健
第4章 活
第5章 整
第6章 防
第7章 心
江戸時代から始まった饗応料理への誘い
著者等紹介
緋宮栞那[ヒミヤカンナ]
武家の饗応料理研究家・管理栄養士。きれい塾JAPAN CULTURE塾長。加賀藩前田家に仕えた料理人を先祖に持つ。現代栄養学・日本食文化・世界の食養を融合させた新しい食のあり方「きれい食21理論」を提唱。主宰するサロン「饗應離宮」(東京・六本木)では、江戸時代の古美術を使った「武家の饗応料理」を体験できる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hoguru
11
第1〜7章まで癒、美、健、活、整、防、心とテーマが分かれていて、献立には〇〇ご膳という形で名前がついている。当時の食事の再現というよりも歴史や食文化、栄養学を活かした現代風のもの。家康が好んだ天麩羅がメインの「天下取りご膳」定住できない忍者の食事「忍者隠密ご膳」豚肉の燻製が好物だった「将軍慶喜ご膳」沖田総司の好物さばがメインの「新撰組ご膳」などちょっと面白いものもある。加賀藩前田家に仕えた料理人を先祖に持ち、接待の場を彩る料理「饗応料理」の研究家の著者。前田家の話や食の歴史さんぽというコラムが面白かった!2016/10/19
pocco@灯れ松明の火
11
饗応料理研究家(加賀藩家臣):饗応=接待料理 外様大名としてのオモテナシは、家運がかかっている。必要エッセンスは陰陽五行に基づく食べ方・薬膳・調味料・食材。そのメニューは質素倹約で粗食ながらも、栄養・病気予防・活力アップ・心身安定と、食の役割を考えた膳。充分、マネできるメニューばかり。おすすめ!2013/02/11
きりぱい
8
武家の饗応料理研究家で、先祖が加賀藩前田家に仕えた料理人という著者。へえー!パッと見タニタ本に似ているけれど、あちらが受けつけなかったのに比べるとこちらは面白い。家康が、秀吉が、なんて食にまつわる小話も楽しめる。鎌倉時代に確立されたそうな一汁三菜のスタイル。再現に重きを置くのではなく、基本は先人の知恵を活かした陰陽五行に基づく健康食でありながら、ケチャップやコンソメなども使い今風にアレンジされているので、普通に普段のおかずになる。正室美人ご膳や大奥美肌ご膳に注目。忍者のエネルギードリンクも気になる!2012/02/04
えぼし
3
何品かつくってみたけれど,味が濃いと感じた。武士だから? 見た目は素朴に見えるけれど,手が込んでいる。昔の料理人は大変だったであろう。2015/05/07
蘇芳
1
武士の食卓再現本、というわけではなくそれ風の和食献立。とても和食、王道ってかんじ。2015/10/07
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