内容説明
ゲームをクリアし現実世界で目覚めた凪浜そよかと月宮かぐや。ところが、街に出ると第二山十字病院から“首夢”で見た黒いオーロラが立ち昇っていた。病院に向かった二人に、なぜか夢屋敷で下されるはずの“主命”が与えられる。逃げ場を失ったそよか達に残された猶予は3時間―。“首夢”の謎を解き、繰り返される悪夢を終わらせることができるのか?タイムリミットまで、残り3時間。夢屋敷の主人・岡田順子が仕掛けた罠とは?最後の脱出ゲームが始まる。絶対絶命、ノンストップ・サスペンス。
著者等紹介
上甲宣之[ジョウコウノブユキ]
1974年生まれ、大阪府出身。立命館大学文学部卒業。元ホテルマン。『そのケータイはXXで』が、第1回「このミステリーがすごい!」大賞の隠し玉として刊行されデビュー。その後、『そのケータイはXXで』、『コスプレ幽霊 紅蓮女』(すべて宝島社)など次々と作品が映像化される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
そのぼん
9
最後まで逃げ回るストーリー…。 かなり癖のあるストーリーで解ったような解らんような感じでした。 ゲームの世界に迷い込んだような作品でした。2012/05/18
maya(*ᴗˬᴗ)
9
最後の最後まで、ドキドキハラハラでした!呪いの真実は、凄く切ない事だった…。全て解決して本当によかった♪2012/03/30
寒っ!!
5
前巻に続いて中二病バトルが全開。神の作る箱庭の中での争いながらひとまずまとまっている。2018/12/18
ササキマコト
5
わっはっは。相変わらず「考えるんじゃない、感じるんだ」な作品ですね。スピード感と無理やり感がノンストップでした。「おぉ、今回はいろいろ伏線を張ってたのね!」と感心は、しました。ちゃんと、アレに意味があったのですね。ミステリーっぽいじゃん。その一方で「いつも通り、ご都合主義だね!」と感じる部分も少なくありません。そよかちゃんは、あれか。「元気があれば何でもできる」って本気で信じてる派か?個人的には、B級感と勢いで押し切っていくスタイルは大好きなんですけどね。人には薦めにくいというのが正直なところです。2016/06/23
さこ@灯れ松明の火
4
一気に駆け抜けてみた。なるほどそう来たかと(神話)。終盤辺りになって漸く自分もその意図に気付き、わかった途端にググッと惹かれたがまあ惹かれたらもうページ数少なかったよね、と。トンデモ設定だけど逆に上甲氏らしさが沢山出ていたので読んで後悔はない2011/02/18