内容説明
合併後の深刻な派閥抗争が続くミズナミフィナンシャルグループ(MFG)の広報部員・関口裕也はプレスパーティで、かつての恋人・木之内香織と再会する。香織は大東テレビの敏腕記者として鳴らし、MFG傘下のミズナミホールセールバンク(MWB)の藤野頭取とも昵懇の間柄。藤野から一介の行員としか認識されていない裕也は軽い嫉妬を覚えた。折しも、写真週刊誌が藤野のスキャンダルを掴んだとの情報がもたらされる。裏取りに走る裕也は、やがて藤野の思わぬ素行を確認する…。貸し渋り・貸しはがし。密告者探し。情報操作…。欲望、嫉妬、裏切りが渦巻く超リアル企業小説。
著者等紹介
江上剛[エガミゴウ]
1954年兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。旧第一勧銀時代に総会屋事件を収拾し、映画『金融腐蝕列島呪縛』のモデルとなる。2002年に『非情銀行』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Lara
79
元銀行員、江上剛氏の銀行内の騒動を、描いた作品。3つの銀行の合併に伴い、淀む空気、たすき掛け人事、常に出身母体を意識の中、改革が求められていた。序盤での、3行頭取、社長、広報部との係わり会いは面白かったが、後半、藤野頭取が、1人の女性記者に惚れ込み不倫関係となった以降は、よくあるスキャンダル騒動となってしまった。ましかし、楽しめました。2022/11/30
色々甚平
6
銀行系。そっちの専門的な話も少し出てくるが基本的に独裁的頭取を正義の行員がやっつける話なので難しく考えずに読めました。ただリアルなようでご都合的過ぎる人間関係やチャンスがあるので完全硬派な人は肩透かしを食らうかも。主人公もあまりにもいい人すぎて嘘っぽい感じもするしね。あまりにも浮き彫りになりすぎている合併後の社員たちのプライドと確執は中学生のようで笑えてくるのが全体をマイルドにしていた気もします。2014/10/06
Atsushi Mori
3
3銀行が統合したメガバンクを舞台にしたドロドロした物語。 ドロドロした展開だけど、なかなか面白く読めた。 俺は絶対に銀行では働けないな…2025/02/05
terukravitz
3
図書館本★☆☆☆☆2014/06/15
きっき
2
銀行の派閥争いである。主人公の性格もポジションも中途半端な気が・・。話の展開もありえないし。難しい用語もなくサクッと読めるは良いですね。2015/09/03




