内容説明
生涯にわたり、多くの作品を生み出してきた芸術家たち。そんな芸術家たちにとって、人生最後の芸術作品である墓。ここにもそれぞれの個性が溢れていた。石原裕次郎が眠る横浜から、夏目漱石を偲ぶ雑司ヶ谷へ体にも心にも効く、ほっこり散歩。
目次
巻頭特集 夏目漱石をたどる
第1章 作家・小説家・歌人
第2章 芸術家
第3章 時代を駆け抜けた大スター
第4章 武士・軍人・政治家
第5章 高野山
第6章 世界墓巡礼の旅
第7章 お墓参りの基礎知識
付録 霊園MAP
著者等紹介
あきやまみみこ[アキヤマミミコ]
京都府生まれ。京都芸術短期大学デザイン学科ビジュアルデザインコース卒業。街歩きの延長でふと始めたお墓巡りから、故人と対面できることに目覚め、職業・デザイナー、イラストレーターというインドア派が、お墓アウトドア派に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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糸車
26
見覚えがない作者さんに娘が反応。そう、娘は墓マイラーのカジポンさんのファン。「他にもいるんだ…」。でも本を開いてみればカジポンさんがいらっしゃるじゃありませんか。どうやらカジポンさんがあきやまさんを案内して有名人のお墓を巡るようです。故人の顔写真とお墓の写真、どんな方か説明する短い文章、墓地名などが記載されていて分かりやすい。東京だけではなく高野山、外国のお墓も。わたしは高野山の鶴田浩二さんのお墓に参ったことがあります。2021/12/03
那由多
13
文豪、芸術家、ドラマや映画のスターと監督、武士、政治家、武将、海外の有名人のお墓めぐり。岡本太郎、一平、かの子のお墓は芸術一家らしくもあり、微笑ましいファミリースペースでほのぼのする。石原裕次郎の二十三回忌のスケールのデカさに、昭和の大スターの偉大さを実感させられた。2019/08/05
チビクロ太
2
〔図書館本〕雑司ヶ谷霊園は文豪のお墓が多いことで有名ですね。なかなか見る機会もないと思うので面白かったです。岡本太郎さんのお墓が凄い。2017/09/15
rara
2
『お墓を見ると雲の上の存在だった偉人たちを身近に感じることができる』とアタシが思ってたことと同じ事が書かれてて驚いた。国内外の偉人たちのお墓やゆかりの地めぐりなんかもたくさんの写真と共に紹介されてて目にも楽しい!雑司が谷霊園がお墓めぐりのお得スポットなのね。一番びっくりしたのが、最後の将軍徳川慶喜の写真!なんか普通の昭和初期なおじいちゃんなの!江戸時代だしちょんまげだと疑わなかったわ(笑)勉強になりました。2011/10/29
Tadashi_N
1
死を思うことで生がより強く意識できる。墓標はその象徴。2012/01/22
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- 和書
- 空気の底 秋田文庫