内容説明
一見、厳しく、大胆不敵。本当は涙もろくて心配性―。あの人気劇団「大人計画」を支える社長も実はすっごく悩んでいた!仕事と子育ての日々を本音で語る痛快エッセイ。
目次
妊娠前夜―出産は祭りだった!(「じゃ、来年産みましょう」…産みどきは突然やってきた;やるだけやってみようから4ヶ月。めでたく妊娠;産んじゃっても大丈夫、と思えた、仕事環境 ほか)
出産以後―始まりは地獄だった!(はっきり言って、「子育ては地獄」です;真冬の夜の恐怖。虚ろな目でエイリアンに授乳;社長なので早々と働き始めました ほか)
大人計画母鼎談―オンナの道はどっち?(伊勢志摩×長坂まき子×田村たがめ)(30代にやって来た、産む人生と産まない人生の分岐点;24時間一緒にいるか、仕事もするか;“お世話します”体質なダンナさまたち ほか)
著者等紹介
長坂まき子[ナガサカマキコ]
1964年東京生まれ。松尾スズキ、宮藤官九郎、阿部サダヲらあらゆる才能が集結する大人計画の代表取締役社長を務める。2002年12月に男児を出産。一児の母(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きのこ
4
この人すごく正直なんだなーと思いました。 仕事と子供だったら絶対子供を選ぶけど、仕事もしたい。 きっと仕事をしているお母さんたちはこう思ってる人多いんだろうな。 あとなるほど、と思ったのが、 「産まない人生というのは今までも体験したから、産んだ人生というのも もう一つあるじゃん」っていうところ。 ふむ。 適齢期の女性なら誰でも一度は考える「子供を持つか、持たないか」の選択。 子供好きな人も、そうでない人も考えますよね。 エッセイだから飾らない文体がいいとは思うんだけど、「(笑)」が多すぎ。2010/06/15
katta
1
宮藤官九郎や松尾スズキ、阿部サダヲなど人気脚本家、俳優を多数抱える人気劇団、「大人計画」の社長による、はたく女の出産と育児のエッセイ。38歳にして出産を思い立ち、切迫流産の危険を越えて一子をもうける。産後1ヶ月で働き始め、職場に子どもを連れて行く。いい悪いは個人によって分かれるだろうけど、ワタシは潔くて気持ちいい。あまり深く考えちゃいけないようだ。2010/05/27
otya
0
大人計画の社長の妊娠〜子育てについて。これは文章がおもしろいわけでもなく、何か大きな出来事があるわけでもなく、なんだかな〜という感じ。たぶんその状況ではとても頑張っているのだろうけど、子どもに関わっている感が感じられないせいか、共感はできなかった。仕事が忙しいんだろうな。社長とはそういうものなのかもしれない。最後の対談のほうが面白みがあった。同じような環境で言い合う愚痴本、みたいな。2012/03/10
pinoka
0
同じ子持ちとして共感出来る所が多くて「あるある!」という感じで読めた。あの産後の辛い時期を社長業もやってたんだ〜というのが単純にすごい。大人計画の役者さん達の意外な一面も面白い。型にはまらない人たちの集まりだからこそ、こういう「子供もいてOK」な雰囲気があるというのが良いなぁと思う。2010/07/30
mamecon
0
何事も、自分で全部うまくやろうなんて思うものではなくて、その最たるものが子育てなのかも。まだ想像の世界の話だけれど。2010/07/18