内容説明
欲しいとか欲しくないとか。出来たとか出来ないとか。産みたいとか産みたくないとか。―赤ちゃんって、何だろう。5人の「産まない」女性をめぐる、痛快長篇小説。
著者等紹介
橋口いくよ[ハシグチイクヨ]
1974年、鹿児島県で生まれ静岡県で育つ。2001年『愛の種。』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆにこ
45
産むのも産まないのもその人の自由なのに、この本に出てくる女性達は妙に攻撃的。親のような平凡な人生を送りたくないのも分かるけど、いい歳なんだから育ててくれた事には感謝しようよ、と言いたい。2014/05/17
あつひめ
33
誰が産むの?じゃなく誰が産むか!!プンプン…の方の物語だったのですね~。どうも伝えたいことがうまく読者に伝わっていないような感じを受けました。そして、とってもデリケートな問題をバッサリ袈裟懸けにしてしまった感じ?子供を授かり産み育てるのも生き方の選択の一つだし、子供を望まなくても別の生き方があるのも事実。そもそも、子供を授かったことで子育てを生きがいにしたりするのも、いろいろ問題かと思うけど、子供はまずは作るものではないと私は思ってしまう。もっとはっきりテーマを決めた方がよかったかも。ザンネン!!2011/11/05
あーちゃん♪
27
私にはよくわかんない思考の持ち主たちがくりひろげる女の話。最後の方の展開は逆によかった。あんまり爽快な話ではないし、登場人物たちに共感できず、バカだなーって思うところも多かったけど、サラサラ読めてよかった。どうのこうの言いつつ、光理はけっこう面倒見良いよね。奥さんは恐すぎるわ。2013/10/22
みかりん
9
5人の子供を産まない女性たちの話です。産むか産まないか、出来たか出来ないか。人には色々な考え方も生き方もあると思います。今の時代産まない選択もある。それはわかるんだけど、産まない理由も薄っぺらく、結局何が言いたかったのか全くわからないし、どの女の人にも共感が一切出来なかった。2020/08/20
真珠星
8
連作短編集。タイトルはどぎついけども内容はそうでもなかった。メインキャラ(光理)が好きになれず、内容も薄い気がして、心に刺さるものを感じないまま、読了。光理が何にそこまでピリピリしているのかよく分からなかった。瑛一の妻とコレステロール値女はキャラが立ってておもしろかった。瑛一・妻・光理・コレステロール値女の水面下バトルをメインにしてほしかったな。最後は妻勝利で溜飲が下がりました。2016/06/30