丁稚のすすめ―夢を実現できる、日本伝統の働き方

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 217p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344017719
  • NDC分類 754
  • Cコード C0095

内容説明

女も坊主。起床は5時前。携帯・恋愛もちろん禁止。仕事で迷い、悩んでいるなら、かつて日本人が実践してきた、苦しくも実りある、この働き方に学んでみよう。

目次

第1章 女も坊主。丁稚に課した10のルール(自己紹介がきちんとできないと入社できない;入社したら、男も女も全員坊主になる ほか)
第2章 不器用な人間ほど一流になれる(初仕事は家具の納品から;先輩が後輩を指導する ほか)
第3章 私が家具職人を目指した理由(秋山木工を設立した理由;貧しかった幼少時代 ほか)
第4章 一人前になったらクビにする(なぜ8年で辞めさせるのか;会社の命令系統の難しさ ほか)
第5章 真の職人になるために必要なこと(いまの時代には“一流の職人”が求められている;職人にとって大事なのは、技術ではなく人間性 ほか)

著者等紹介

秋山利輝[アキヤマトシテル]
1944年、奈良県生まれ。有限会社秋山木工代表取締役。中学卒業とともに、家具職人への道を歩み始め、1971年に秋山木工を設立。秋山木工の特注家具は、迎賓館や国会議事堂、宮内庁、有名ホテルなどでも使われている。スパルタ教育で職人を育てる独特の研修制度でも注目を集めており、テレビや雑誌の取材も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

きいろ

29
社会人になる前に読みたかったかも。個人主義とかどこいった?な世界。けど仕事を覚える期間(会社に育ててもらってる期間)はこれでいいような。安い人件費で即戦力がほしい=非正規雇用の増加になっているような今だからこそ育てる意識・厳しさに根を上げない強さ(職場or上司への信頼)があればリタイアする人も減るのかなー。どんな世界でも素直な人が伸びるというのは本当かもしれん。必要なのは学歴や知識じゃなく人間力のような気がする。2016/04/10

手押し戦車

11
組織とは人が集まって成果に向けて走っていく。最初は誰も右も左も分からない状態で入ってくる。人を育てるのは、組織の誠実さと、リーダーの真摯さ、そして育てる人の謙虚さが揃って初めて人を育てる環境が出来る。どれか一つでも欠けたら人は育てることが出来ない。特にリーダーの真摯さが無いと人事に響き採用する人を最初から育てる意思の無いことを露呈してしまう。誠実さと謙虚さは、努力次第で身につけることが出来る、真摯さは生まれ持った天性のモノであり部下は上司の真摯さを見抜く。人を育てるには真摯さを持つ人が発揮できる強み!2014/12/23

とかねね

6
今時時代外れに思えるような教育方針で職人を育てる秋山木工。4年間は丁稚として修業をする、入社したら女子でも丸坊主、携帯や恋愛は禁止、仕事だけではなく普段の生活態度にもチェックが入る、など・・・。けれど厳しさの裏には立派な職人は勿論立派な人間になってほしいという思いがあり、こんなに雇用主に愛されている職人たちは幸せ者だなぁ、と感じました。職人になりたい!という人だけではなく、社会人としての心構えも考え直すきっかけをくれる一冊です。2014/12/04

少女A

6
作者で秋山木工社長の秋山さんは奈良県明日香村出身。もしこれが理屈なし愛なし責任なしで行われるとしたら大問題だろーな、っていうスパルタ教育で、丁稚をとるという形を現代にうまく融合させて家具職人を育てている。もちろんそこには職人ならではの愛あり理屈あり責任あり。戸塚ヨットスクールや養護施設をほうふつとさせるが、慈善事業じゃないから誰でもウェルカムなわけではないし着実に実績をあげているということがまず大きく違う。人格から面倒見てくれる会社なんて、なかなかないとおもふ2013/07/02

だいすけ

5
帯に稲盛氏推薦とあったので買ってみた。著者の若かりし頃の苦労が想像を絶する。自身の体験に基づいて徒弟制度の発想につながっているのがわかる。でも、自分にはとてもつとまらいだろうな。2016/09/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/314987
  • ご注意事項

最近チェックした商品