内容説明
シッカロール、ジャルパック、チキンラーメン、マキロン、ヴィックスヴェポラッブ…。すべて一人の男の発想でブレイクした。昭和のヒット商品誕生秘話から、商品開発の本質を学ぶ。
目次
第1章 1963(昭和38)年~「マーケティング」という言葉がなかった時代の商品開発(“常識”は、最初に誰かがつくるもの;「恥ずかしい」ものに、商品開発のチャンスあり;常識にとらわれず、現場の真実を知ること;全く無関係なもの同士をつなげてみる発想を;“そんなの無理”を実現させたから、ブームが生まれた)
第2章 1965(昭和40)年~ベビーブーマーの受験戦争とサザエさん、カップラーメンの登場(商品の付加価値を明確化した、日本初の「比較広告」;何度も何度もやり直す真摯な企業姿勢が長寿ヒット商品をつくる;イメージアップの意味;販売促進は「誰」を使うか)
第3章 1970(昭和45)年~豊かさへの道を歩む日本と商品コンセプト概念の確立(商品に隠された“物語”が市場をつくる;広告の怖さ;“コンセプト”という概念を初めて取り入れた商品開発;消費者を、上から目線でナメてはいけない;エンターテイメントという文化の輸入;日本人に受け入れられない商品は、「母親のホンネ」がヒントだった;色がヒトにどんな影響を与えるのか)
著者等紹介
内田耀一[ウチダヨウイチ]
心理学博士/特許管理士。心理学科修士課程、博士課程で深層心理分析、精神分析、言語心理学、大脳生理学、グループ・ダイナミックスなどを研鑽し、大学病院神経科での研修後、株式会社萬年社に勤務。1968年、ASIマーケット・リサーチ日本支社社長ジョージ・フィールズ氏より招請を受けて取締役調査部長として入社。79年、筆頭取締役に就任。87年、マーケティングデザインコンサルタント設立。88年、ASIマーケット・リサーチを円満退社。2005年、Pegasus‐Wing Corporation設立。08年没
コイケジュンコ[コイケジュンコ]
フリーのエディター・ライター。ビジネス系を中心に、書籍、雑誌、web記事などの企画から、編集、執筆を手がける。著名人、経営者、起業家など、2000人以上を取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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