出版社内容情報
歌野晶午、再び──。
「このミス」第1位『葉桜の季節に君を想うということ』から6年、鬼才が放つ、あれ以上の衝撃作!
あんな奴、死ねばいい。
神様、次はあいつを殺してください。
いじめに遭っている中学2年の大刀川照音は、日々の苦しみ、両親への不満を「絶望ノート」と名づけた日記帳に書き連ねていた。ある日、彼は校庭で人間の頭部大の石を見つけて持ち帰り、それを自分の”神”と見立て信じた。神の名はオイネプギフト。
エスカレートするいじめに耐えきれず、彼は自分の血を捧げ、いじめグループ中心人物の抹殺を神に祈った。
「オイネプギフト様、是永雄一郎を殺してください」
──はたして是永は、校舎の屋上から落ちてあっけなく死んだ。その後、照音は次々に名前を日記帳に書きつけ、神に抹殺を依頼する。旧友や先生は、みな死んでいった。
内容説明
いじめに遭っている中学2年の太刀川照音は、その苦しみ、両親への不満を「絶望ノート」と名づけた日記帳に書き連ねていた。そんな彼はある日、校庭で人間の頭部大の石を見つけて持ち帰り、それを自分にとっての“神”だと信じた。神の名はオイネプギプト。エスカレートするいじめに耐えきれず、彼は自らの血をもって祈りを捧げ、いじめグループ中心人物の殺人を神に依頼した。「オイネプギプト様、是永雄一郎を殺してください」―はたして是永はあっけなく死んだ。しかし、いじめはなお収まらない。照音は次々に名前を日記帳に書きつけ神に祈り、そして級友は死んでいった。不審に思った警察は両親と照音本人を取り調べるが、さらに殺人は続く―。
著者等紹介
歌野晶午[ウタノショウゴ]
1961年千葉県生まれ。東京農工大学卒。88年『長い家の殺人』でデビュー。2003年に刊行された『葉桜の季節に君を想うということ』が「このミステリーがすごい!」「本格ミステリ・ベスト10」の第1位に選ばれ、第57回日本推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞を受賞しベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ダイ@2019.11.2~一時休止
風眠
里季
nyanco
Gemi