内容説明
寛政元年八月、桔梗(老中・松平定信の妹、白菊姫)は、館山藩の礼姫から譲り受け、脇差の下げ緒に結んでいた白い珠が、青白い光を放ち、『孝』という文字を浮かび上がらせるのを見た。折も折、館山藩主・稲葉正武に不穏な動きがあるとの情報を伝え聞いていた定信は、その内偵を「紅無威おとめ組」に託す。すぐさま桔梗は、仲間の萩乃、小蝶とともに一路、館山へと向かうが、なぜかその一行に滝沢左七郎(のちの滝沢馬琴)なる冴えない戯作者の卵が付き従うことに…。「紅無威おとめ組」が館山で目にしたものとは―?白珠が奇っ怪な文字と光を発した理由に辿りついた時、三人娘の運命をも左右する空前絶後の闘いが始まった…。全く新しい女傑たちが巻き起こす大スペクタクル。時代小説の常識を覆す、大江戸チャーリーズエンジェル第2弾。
著者等紹介
米村圭伍[ヨネムラケイゴ]
1956年神奈川県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。電機会社勤務を経て、松竹シナリオ研究所に入る。97年「安政の遠足異聞」で菊池寛ドラマ賞佳作入選。99年「風流冷飯伝」で小説新潮長篇新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kentarou Takeuchi
0
時代物かと思いきやファンタジー。肩がこらずに楽しめた。テンポ良くスラスラ読めるけど、キャラクターも展開も、ちょっとありきたり。ベビーフェイスもガンガン殺すのが意外だったので、そこもう少しうまく使って魅力出して欲しい。2015/12/01
Rin♪
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里見八犬伝を読みたくなりました!!でも難しいかなあ。。2014/01/12
yuri
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表紙にひかれて読んだけど、キャラクターの割には、面白くないのは何故?シリーズみたいだけど、そんなに惹かれない。2011/08/20
玲奈
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八犬伝をベースの冒険活劇。 楽しく読めました。 2012/06/06
里保
0
南総里見八犬伝をベースにしたお話。前作よりも、冒険活劇!!という感じで面白かったです。続編も楽しみ。2011/01/31
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